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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第53回】引きこもりライターが激走テスト! 旬のスポーツイヤホン7機種を走って聴き比べ

2013/07/12 高橋敦
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・JayBird「BlueBuds X Bluetooth」


「BlueBuds X Bluetooth」を装着したところ。これでラストだ!
本機はBluetoothに対応するワイヤレスモデルで、USB充電で8時間の連続再生が可能だ。半円系でメッシュ状のサポートパーツによる「セキュアフィット」で、運動しても耳から外れにくい確実な固定力を確保している。ケーブルを耳の上に通す「X-Fit」スタイルでの装着にも対応する。

音質面での最大のポイントは、Bluetoothで標準的なSBCコーデックに独自の改良を加えた「Shift」コーデックの採用。防水性能については「安心の防汗性能を備えており激しいエクササイズやスポーツで汗をかいても安心して使用できます」とのこと。その性能は最新のナノコーティングテクノロジー「リキペル」によるものだ。

ではランニング最後の7周目!

何はさておきこれもまた、ワイヤレスであるメリットがまずは大きい。身軽でタッチノイズも少ないことは、ランニング用としてこれを選ぶ大きな理由になるだろう。特にこのモデルはワイヤレス機能を内蔵しつつ十分な駆動時間を確保しつつイヤホン本体が大型化しておらず、その身軽さは際立つ。小型軽量なのでもちろん装着感も違和感ないし、固定力もたしかにしっかりしていて走っても安定している。遮音性も高すぎることはない。

苦しそうな表情ながらも、なんとか7週のランニングを終えて颯爽とフィニッシュ!

…終わった!走り終わったよ!僕はやればできる子(бвб)!

そして最後の音質チェック!

シャキッとしてスピード感のある音だ。ベースやドラムスのボリューム感は他のモデルより控えめで、硬質かつタイト。今回ピックアップした中では他にはない、特徴的な感触だ。高音側では、ハイハットシンバルの開閉のキレが素晴らしい。ビシッビシッとリズミカルに心に鞭を打つかのようなそのシンバルが、走る足を急かしてくる。瀕死の僕としては「許してください」という気分だが、僕のようなもやしっ子ではなくて体力に余裕のある方が軽やかにランニングをする際には良い相棒になってくれそうだ。


…というわけで連載史上初、そして願わくば最後の、スポーツ企画は何とか完了。基本走らずに生きている人間のレポートなので的を射ていないのではという懸念は拭えないが、僕としては何でもっとがんばれなかったかと思うようなテストにはしたくなかったし、今回はそう思ってないし、自分で自分をほめたいと思います!


高橋敦 TAKAHASHI,Atsushi
趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。


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