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ブラックモデルも登場

音質とデザインが高次元で融合 − ゼンハイザー「MOMENTUM」を聴く

2013/02/19 中林直樹
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早いもので2013年も2カ月が経過しようとしている。昨年を振り返ってみれば、例年通り、実に多くのヘッドホンやイヤホンに接した。その中でも特に強い印象を残したのが、ゼンハイザーのMOMENTUM(モメンタム)である。とっておきのA級品だと感じたと言ってもよいだろう。なぜか。それは音質とルックスが高い次元で融合しているからに他ならない。ちなみにMOMENTUMとは、英語で「勢い」や「推進力」を意味する。まさに、老舗ながらもこのシーンで常に牽引役を担う、このブランドを象徴するような名称である。

最近になって、MOMENTUMに興味を持っている読者に、嬉しい悩みが加わった。シックな黒をまとったMOMENTUM BLACKが登場したからだ。

ハウジング、イヤーパッド、ヘッドバンドがブラックで、ケーブルおよびハウジング内部にレッドを配置している。音質や仕様に変更はないが、このカラーリングはMOMENTUMとはまた違った味わいがある。可能なら、両モデルを実際に手に取ってみてほしい。そして、どちらをチョイスするか大いに悩んでほしい。

ゼンハイザー「MOMENTUM」。手前のブラウンモデルに加え、奥のブラックモデルが加わった


側面を比較。イヤーカップの色だけで無く、ケーブルやヘッドバンドのカラーリングも異なる

さて、音質面は、後ほどじっくりとレビューすることにして、先にその優れたデザインや仕様を紹介してみたい。

■家庭内でも外出先でも活躍する絶妙なデザイン

まず、型式は密閉タイプで、インピーダンスは18Ωとしている。ゆえに、インドアユースはもちろん、ポータブルプレーヤーと組み合わせても存分にそのポテンシャルが引き出せる。

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