暗い場所でも高画質
優れた撮影アシスタント機能をフル装備 ー JVC“Everio”「Vシリーズ」をテスト
レビュー/会田肇
2011年12月21日
どこにでも気軽に持ち歩けるコンパクトさを実現しながら、しかも高画質。相反する課題を見事に実現した、JVCのまさに“プレミアムコンパクト”ビデオカメラである。横幅は36mmというスリムさで、撮影時の重量は230gという軽さを実現。胸ポケットに入れても負担を感じないサイズに仕上がっている。
ボディは正面から見るとタテ型で、左サイドはモニター部分に凹ませた部分をヘアラインで仕上げるなど、シンプルさの中にもアクセントを感じさせるデザインだ。操作スイッチは必要最低限なものにとどめられ、通常よく使いそうなスイッチのみをハードキーとして用意、使い勝手も良い。ただ、留意すべきはレンズの開閉レバーで、撮影する時は自動的に開くものの、電源を切った時は手動で閉める仕様だ。
ビデオカメラとしての能力は可能な限りハイレベルなスペックを徹底追求している。撮像素子は1/4型332万画素の裏面照射CMOSセンサーを搭載し、これに開放F値1.2のかなり明るいレンズを組み合わせている。この結果、最低照度は1ルクスを実現できたという。ズーム倍率は広角端32.8mm相当からの光学10倍を実現。最近は画質劣化の少ない電子ズームが流行だが、本機も「ダイナミックズーム」として18倍まで拡大できるモードを用意。ズームアップ映像を見ればまったく粗さがないわけではないが、実用で全く問題のない範囲に上手に収まっている。
手振れ補正は新開発の光学式+電子式を組み合わせたシステムで、徒歩撮影で効果的なアクティブモードも用意する。徒歩時は十分に実用範囲にまで到達できたと言えるだろう。映像処理エンジンには「FALCONBRID」を採用し、AVCHDの24Mbps記録にも対応。撮影した映像を再生するとレンズ収差が少なく、広角端でも歪みがそれほど発生していないことがわかる。細部の情報も忠実に伝えられ、ペットの毛並みも風景も自然に映し出していた。夜景の描写力も高く、低照度時の色再現性も高い。
ユニークなのはペット検出とペットショット機能の搭載だ。人間向けの顔認識機能を犬や猫に対しても対応させたもので、犬は25種類、猫は18種類を自動検出できるという。最適な露出で自動撮影してくれ、使ってみるとペットの顔がファインダー内に収まると自動的にシャッターが切られる。人間の笑顔にも反応するスマイル撮影機能も備えた。また、これまでにも搭載されていたアニメーション挿入機能には、顔や頭にメガネや王冠といったパーツを付けた状態で撮影できる「フェイスデコ」機能などが加わった。手描き機能も新たに搭載されて、オリジナリティあふれる映像が撮影できる。また、液晶モニターに表示されるQRコードをスマホで読み取ることで取扱説明書が表示できる新機能も追加した。
コンパクトであることを理由にせず、徹底して性能をレベルアップさせたその実力の高さに魅力を感じさせるビデオカメラと言える。
GZ-V590
【SPEC】●動画記録方式:AVCHD規格準拠 MPEG-4 AVC/H.264 ●音声:Dolby Digital 2ch ●撮像素子:1/4.1型 高感度 裏面照射CMOS センサー 332万画素 ●レンズ:光学10倍 JVC HDレンズ ●最低被写体照度:1ルクス ●液晶モニター:16:9ワイドクリアブライトII 3.0型(23万ドット) ●記録メディア:64GB 内蔵メモリー、SDXC/SDHC/SDカード ●消費電力:約2.8W ●外形寸法:36W×57H×115.5Dmm(バッテリー含む) ●質量:約230g(バッテリー含む)
GZ-V570
【SPEC】●動画記録方式:AVCHD規格準拠 MPEG-4 AVC/H.264 ●音声:Dolby Digital 2ch ●撮像素子:1/4.1型 高感度 裏面照射CMOS センサー 332万画素 ●レンズ:光学40倍 コニカミノルタHDレンズ ●最低被写体照度:3ルクス ●液晶モニター:16:9ワイドクリアブライトII 3.0型(23万ドット) ●記録メディア:32GB 内蔵メモリー、SDXC/SDHC/SDカード ●消費電力:約2.4W ●外形寸法:51W×55H×119Dmm(バッテリー含む) ●質量:約230g(バッテリー含む)
◆会田肇
自動車雑誌編集者を経てフリーとなる。クルマ、スポーツ、旅行などアウトドアな趣味を多く持ち、アウトドア系オーディオビジュアルライターとしての第一人者。カー雑誌などでカーナビをはじめとするカーAVを中心とした取材、執筆に従事する一方で、ビデオカメラやデジタルカメラの批評活動を積極的に続けている。
ボディは正面から見るとタテ型で、左サイドはモニター部分に凹ませた部分をヘアラインで仕上げるなど、シンプルさの中にもアクセントを感じさせるデザインだ。操作スイッチは必要最低限なものにとどめられ、通常よく使いそうなスイッチのみをハードキーとして用意、使い勝手も良い。ただ、留意すべきはレンズの開閉レバーで、撮影する時は自動的に開くものの、電源を切った時は手動で閉める仕様だ。
ビデオカメラとしての能力は可能な限りハイレベルなスペックを徹底追求している。撮像素子は1/4型332万画素の裏面照射CMOSセンサーを搭載し、これに開放F値1.2のかなり明るいレンズを組み合わせている。この結果、最低照度は1ルクスを実現できたという。ズーム倍率は広角端32.8mm相当からの光学10倍を実現。最近は画質劣化の少ない電子ズームが流行だが、本機も「ダイナミックズーム」として18倍まで拡大できるモードを用意。ズームアップ映像を見ればまったく粗さがないわけではないが、実用で全く問題のない範囲に上手に収まっている。
手振れ補正は新開発の光学式+電子式を組み合わせたシステムで、徒歩撮影で効果的なアクティブモードも用意する。徒歩時は十分に実用範囲にまで到達できたと言えるだろう。映像処理エンジンには「FALCONBRID」を採用し、AVCHDの24Mbps記録にも対応。撮影した映像を再生するとレンズ収差が少なく、広角端でも歪みがそれほど発生していないことがわかる。細部の情報も忠実に伝えられ、ペットの毛並みも風景も自然に映し出していた。夜景の描写力も高く、低照度時の色再現性も高い。
ユニークなのはペット検出とペットショット機能の搭載だ。人間向けの顔認識機能を犬や猫に対しても対応させたもので、犬は25種類、猫は18種類を自動検出できるという。最適な露出で自動撮影してくれ、使ってみるとペットの顔がファインダー内に収まると自動的にシャッターが切られる。人間の笑顔にも反応するスマイル撮影機能も備えた。また、これまでにも搭載されていたアニメーション挿入機能には、顔や頭にメガネや王冠といったパーツを付けた状態で撮影できる「フェイスデコ」機能などが加わった。手描き機能も新たに搭載されて、オリジナリティあふれる映像が撮影できる。また、液晶モニターに表示されるQRコードをスマホで読み取ることで取扱説明書が表示できる新機能も追加した。
コンパクトであることを理由にせず、徹底して性能をレベルアップさせたその実力の高さに魅力を感じさせるビデオカメラと言える。
GZ-V590
【SPEC】●動画記録方式:AVCHD規格準拠 MPEG-4 AVC/H.264 ●音声:Dolby Digital 2ch ●撮像素子:1/4.1型 高感度 裏面照射CMOS センサー 332万画素 ●レンズ:光学10倍 JVC HDレンズ ●最低被写体照度:1ルクス ●液晶モニター:16:9ワイドクリアブライトII 3.0型(23万ドット) ●記録メディア:64GB 内蔵メモリー、SDXC/SDHC/SDカード ●消費電力:約2.8W ●外形寸法:36W×57H×115.5Dmm(バッテリー含む) ●質量:約230g(バッテリー含む)
GZ-V570
【SPEC】●動画記録方式:AVCHD規格準拠 MPEG-4 AVC/H.264 ●音声:Dolby Digital 2ch ●撮像素子:1/4.1型 高感度 裏面照射CMOS センサー 332万画素 ●レンズ:光学40倍 コニカミノルタHDレンズ ●最低被写体照度:3ルクス ●液晶モニター:16:9ワイドクリアブライトII 3.0型(23万ドット) ●記録メディア:32GB 内蔵メモリー、SDXC/SDHC/SDカード ●消費電力:約2.4W ●外形寸法:51W×55H×119Dmm(バッテリー含む) ●質量:約230g(バッテリー含む)
◆会田肇
自動車雑誌編集者を経てフリーとなる。クルマ、スポーツ、旅行などアウトドアな趣味を多く持ち、アウトドア系オーディオビジュアルライターとしての第一人者。カー雑誌などでカーナビをはじめとするカーAVを中心とした取材、執筆に従事する一方で、ビデオカメラやデジタルカメラの批評活動を積極的に続けている。
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