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| 多くのビジュアル・ファンから絶大なる信頼を獲得する「That's」ブランドから、同社初となる記録面にハードコート処理を施した“トリプルガード”DVD-Rが発売された。キズ・ヨゴレ・ホコリに優れた耐久性を実現したという新製品の魅力を、評論家の斎藤宏嗣氏がレポートする。 | ||||||||||||||
That's ブランドは純国産にこだわり、中心に“THE 日本製”の文字をあしらったパッケージでも知られている。国産にこだわる理由はその製品の完成度の高さと信頼性にあり、現在多くのユーザーの信頼と支持を得ている。今回その信頼性を極限まで高めた画期的な新製品“トリプルガード”DVD-Rが発売され、広くユーザーの注目を集めている。
DVDレコーディングにも様々なフォーマットのメディアが使われているが、最も需要の高いタイプが追記タイプのDVD-Rである。入力情報のビット構成に応じたレーザー照射で記録層(色素層)に書き込むDVD-Rは、DVD-RWやDVD-RAMなどの書き換えタイプのディスクに比べて不変的な性格が強く、安定性・保存性に優れると考えられていることが高い信頼を得ていることの背景にあるのだろう。しかし、DVD-R録画も歴史を重ねるにつれて、保存・管理上の注意点も聞かれるようになってきた。 その一つが太陽光など紫外線による影響である。DVD-Rを写真の印画紙に例えれば、感光と現像は行われるが定着処理に欠け、強力な紫外線に長時間さらされた場合には、録画時にレーザー照射の行われていない部分も変質することになる。一般的にこの問題はレーザー光線に対して感度が高く、自然光には感度が低い色素材やUVコーティングで紫外線を防ぐ、などの対策で解決されている。 一方、キズ、ヨゴレ、ホコリなど機械的な要因による影響は、意外に見逃されがちである。一般的なユーザーの、録画済みDVD-Rの再生状態を調査すると、コレクションとして保存はするが、その後あまり再生されないケースと、DVDソフトとして数多く繰り返し再生されるケースに大別できる。 特に後者ではディスクに対する機械的な要因による影響は強く、場合によっては大切なソフトが再生不能に陥ることもあるという。That'sが新製品“トリプルガード”の開発に取り組んだきっかけは、多くのThat'sユーザーから保存性の高い製品開発を望む声があがったためであった。 |
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“キズ耐久性 200倍”は磨耗輪を記録面に押し付け、どの程度のダメージを受けるかというプラスチックの磨耗試験法(JIS K7204)を参考に、“指紋の付着性 1/7”は指紋除去性試験法(JIS K2246)を参考に人工指紋を付着させたディスクの再生評価方法を用い、“静電気の放電特性 1000倍”はディスクを強制的に帯電させ、静電気がどの程度減衰して行くかという半減期測定法(JIS L1094)を用いた、それぞれの検証データである。これらの性能を備えたトリプルガードならば、1枚のディスクを繰り返し視るビジュアル・ファンや、ご家庭で子供がDVDを取り扱う際にも安心して使用することができる。ジュエル・ケースからバルク・ケースまで多彩を極めるパッケージ形態にも対応可能な保存性を損ねる、ディスクへの“3大ダメージ”に強いDVD-Rの開発に成功した。
トリプルガードの登場で初めて確認された事実がある。CDやDVDメディアの基盤素材となるポリカーボネート材は、一般には“硬く傷付きにくい”と考えられていたが、その本質は“柔らかく傷付きやすい”ということである。CDにポリカーボネート材を導入する際のコメントでは“アクリル材より硬い”とされていたが、正しくは柔らかい素材なのであるという。アクリルケースにディスクを擦ると傷が付く、という現実もその証明となろう。 |
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メイドイン・ジャパンの旗手としてCD-R、DVD-R部門をリードするThat'sから信頼性を一段と高め保存性に長けた新製品トリプルガードが登場し、同社のDVD製品のラインナップがいっそう強化された。多くのビジュアル・ファンが次に期待するのはThat'sブランドのBDメディアではないだろうか。BDメディアでは0.1mmの焦点距離で記録を行うため、DVDよりもさらにデリケートなテクノロジーが求められる。トリプルガードで開花したコーティング技術とノウハウが、将来的に同社のBD-R製品にも活かされ、保存性に優れるメディアが誕生することを大いに期待したい。 |
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