SPEAKER CABLE


2芯線導体を採用した多用途の
ハイCPスピーカーケーブル

スピーカーケーブル
SPC-2000
¥8,190/1m(税込)
製品データベース

【SPEC】●ケーブル導体:6N-OFC+PCOCC-A(外周部にPCOCC-Aを配置) ●ケーブル構造:6N-OFC 0.18φ×16+6N-OFC 0.18φ×22+PCOCC-A 0.18φ×28+PCOCC-A 0.18φ× 34 ●シース:特殊ハロゲンフリーシース ●ケーブル外径:12.4mm

サエクが追求するケーブルの指標は、コンポーネントとの一体感だ。現在のようなワイドレンジ&ハイスピードなアンプ、スピーカーが主流となってくれば、伝送路であるケーブルもまたそれに見合う現代的なパフォーマンスを目ざすのは当然のことだと思う。SPC-2000はそこにピタリとはまる秀作スピーカーケーブルだ。

一見シンプルに見える構造だが、高域でのロスをなくして広帯域化をはかるべく、表皮効果対策に注力した。中心に6N-OFCを、表面部にはPCOCC-Aを配置した二重構造となっているのだ。表皮効果とは、周波数が高いほど導体表面に集中して流れる現象。偏って流れる分、電気抵抗が増すという理論だが、PCOCC-Aのもつ高解像度系でクリアな特性はそこにピッタリであろう。6N-OFCは厚みのある中低域ねらいだ。中心部にはポリプロピレンの介在紐を入れバランスを整える。

そうした設計の意図が、素直に感じられるハイスピードで明晰な音調だ。解像度の高いペンで音の隅々までクッキリと描くのだが、少しも硬質なところのないスムーズでしなやかな高域描写が印象的。ヌケのよい、なおかつ体温感をもったボーカル音域からボトムにかけても、すこぶる居心地がよい。ダンピングの効いたベースの引きしまった躍動や、厚みのあるドラミングがジャズの高揚感を高める。シンバルは芯があって、なおかつ繊細な波面が波打つようにリアルに伝わった。ハイハットの高さやバスタムの床を這う感触も上々。高さ方向の情報が格段にアップし、録音現場の熱気やエアーを肌で感じられるのがサエクケーブルの真骨頂である。管弦楽やオペラ、ピアノなどクラシック系のみずみずしさやハモリの厚み。ダイナミック感もすばらしく、ディスクの鮮度まであがったような錯覚だ。ハイCPな点も折り紙付き。これは聴くべきだろう。バイワイーヤやマルチチャンネル再生にも威力を発揮しそうだ。

(林正儀)



アニール処理しを施したフラット型
聴きやすさと広い空間感が魅力

スピーカーケーブル
SPC-710
¥2,415/1m(税込)
製品データベース

【SPEC】●ケーブル導体:SUPER ANNEAL処理/5N相当高純度銅線 ●導体構造:7/0.18φ×19 ●ケーブル外径:8×19mmフラットタイプ
スピーカーケーブル
SPC-510
¥1,365/1m(税込)
製品データベース

【SPEC】●ケーブル導体:SUPER ANNEAL処理/5N相当高純度銅線 ●導体構造:6/0.18φ×6 ●シース:ポリオレフィン(低誘電率材) ●ケーブル外径:2.6×13mm フラットタイプ

いずれもアニール「焼きなまし」処理の導体を採用した、切り売り専用スピーカーケーブルである。SPC-510は2.5mm厚の平形タイプ。カーペット下部、壁面などに自在に配線できるのは薄くて軽いからだ。導体のシールド線のシールド側のような編組。音は雑味がなく大きなクセがないため聴きやすい。広帯域ゆえに音場も自然な広がりを持つ。

SPC-710は厚さ8mmのポリオレフィンのシース。合計で133本の撚り線によってDCR(直流抵抗)が少なく音の大振幅時でも電力伝送能力が高い。これもアニール処理ケーブルの多くがそうであるように、ホットな音調の中に高純度で雑味のなさが聴き取れる。高域や中域周辺に硬質感や妙なツヤの発生がないのもメリット。低域方向の量感も十分だ。全体として両ケーブルはホットでマイルド。聴きやすくナイーブな音調と広い空間感が魅力だ。

(藤岡誠)



インダクタンスの抑制を実現したハイCPモデル
SPC-610

¥1,470/1m(税込)
製品データベース

【SPEC】●ケーブル導体:SUPER ANNEAL 処理/5N相当高純度銅線 ●導体構造:0.12φ×6×16 ●ケーブル外径:10.5φ

SPC-710、SPC-510の中間に位置するスピーカーケーブルだ。ケーブル内に発生するインダクタンスという現象は、高い周波数で電子の働きを妨害し、信号の高域成分を遅延させて音楽信号の基音と倍音の位相ずれを引き起こす。本製品は、ケーブルを扁平に束ね、往復の導体部を平面対抗させることで磁力線を相殺するほか、外被に新素材を使用し静電容量を下げるといった工夫を行うことでインダクタンスを抑えている。試聴室の常備品と交換して試聴を行ってみると、低域を中心に音場の見通しが増し、弦の分解能とふくらみが増した。

(大橋伸太郎)







  



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