パワーアンプの動作はクリアAというスイッチで切り換わる。ONでは低電圧で動作し、最大出力は10Wになるが、OFFに比べ格段にS/Nを高めクオリティが向上するため、通常はこのモードで使うことが薦められるだろう。パワーも一般には十分な音量が得られるはずだ。その他、音質に関しては信号処理部にサプリームEXという同社オリジナルの機能が搭載されている。これはプリ部のデジタル処理として高域成分を補完する動作であり、トーンを滑らかにし、柔らかい音質を得られる効果がある。 また、ユニークな機能としてはオートルーム・イコライザーの装備がある。部屋の環境とリスナーの位置に対して最適なバランスを設定する、付属マイクを使う自動補正機能。測定データーを元にノーマル、ワイド、ナイト、ライブ、ボーカルの5種類のモードを選ぶことができるというものである。 ヘッドホン回路はWolfson社の専用DACとアナログアンプで構成され、高い性能を誇っている。音質を確認すると、鮮度が高く分解力のしっかりとしたきれいな音が得られ、ヘッドホン用としても十分なクオリティがある。