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AudienceとContourの間に位置するシリーズ。従来のSEシリーズを独立させたものといってよく、エントリーよりも一クラス上のグレードを実現したものとなっている。

Focus Series
製品データベース
Text
井上千岳

Focus 110  Focus 140

Focus 200C

Focus 220

正確に駆動すれば
上位機種を上回る可能性がある

ドライバーは新開発で、Esotec+という名称。トゥイーターは、特殊処理を施したソフトドームを採用。ウーファーには、MSPコーンと超高圧縮によるフェライトのマグネットを搭載。さらに、位相補正1段階クロスオーバー・ネットワークも装備した。

4機種それぞれが、微妙に違った個性を持つ。最も小型のFocus 110は明瞭な輪郭をもち、透明だがきりっとしたキレのいい音調を再現する。ただ滑らかに鳴らすのにはそれなりの工夫が要りそうで、小型だけにかえって難しい一面をもつ。Focus 140は一回り大きいだけに再現性に余裕があり、豊かな低域と瑞々しい響きに溢れている。鳴らしやすさはFocus 110よりも手軽で、ディナウディオらしい滑らかなレスポンスを味わうには恰好だ。フロア型のFocus 220はスケールが大きく、特に低域の再現力が高い。量感もたっぷりしているが、それだけにきちんとした制動が必要なのも確か。だが正確に駆動すれば、上位機種を上回るような奥の深い再現を得ることも可能だ。その意味で面白い製品である。

5.1chではセンターも加わるが、ディナウディオらしい精密さは健在だ。映画のあらゆる音ににじみがなく、また自然な柔らかさも備えている。解像度が高くバランスの均整が取れ、奥行きに無理のない音場を描き出す。

【SPEC】
Focus 110
●感度:85dB(2.83V/1m) ●インピーダンス:4Ω ●周波数特性:45Hz〜25kHz ●外形寸法:173W×305H×285Dmm ●質量:7.3kg
Focus 140
●感度:86dB(2.83V/1m) ●インピーダンス:4Ω ●周波数特性:41Hz〜25kHz ●外形寸法:203W×350H×295Dmm ●質量:8.5kg
Focus 200C
●感度:87dB(2.83V/1m) ●インピーダンス:4Ω ●周波数特性:38Hz〜25kHz ●外形寸法:640W×173H×285Dmm ●質量:12.7kg
Focus 220
●感度:87dB(2.83V/1m) ●インピーダンス:4Ω ●周波数特性:32Hz〜25kHz ●外形寸法:205W×980H×295Dmm ●質量:18.7kg

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