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オーディエンスはディナウディオのエントリー・シリーズ。52はやや大きめのブックシェルフ型として親しまれてきた。ディナウディオのエッセンスを集めたようなナチュラルで透明感の高い再現性と使いやすさに加え、手頃な価格が多くのファンを喜ばせてきたと言える。また、72はベーシックなフロア型で、オーディエンスシリーズの上位モデルとして不動の人気を誇るモデルだ。
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AUDIENCE
42 SAT →
製品データベース |
Text
大橋伸太郎 |

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136,500円(ペア・税込) 【SPEC】
●形式:2ウェイ・2スピーカー ●ユニット:28mmソフトドームトゥイーター、15cmウーファー ●感度:86dB
●インピーダンス:4Ω ●再生周波数:85Hz〜23kHz(±3dB) ●外形寸法:170W×280H×166Dmm
●質量:4.2kg ●カラー:ウォールナット、パールブラック
背面には壁掛け用の金具を装備しているほか、スピーカーケーブルを通すための溝も用意している
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聴き手にしっかりとコンタクトする
小さなディナウディオ
新しいラインFocusを立ち上げる一方で、Confidenceの限定仕様を発表し、精力的な活動を続けるディナウディオの異色のコンパクトブックシェルフが「AUDIENCE
42 SAT」である。写真は天地逆版ではなく、天吊り/壁掛け時に限らず通常の場合もこの通りトゥイーターを下側にセッティングするのである。SATはSATELLITEの略で、狭小な居住空間の中に本機をセッティングして大型のスピーカーに負けない再生音を得られることを目的に開発された。
SUB250を代表されるディナウディオのスーパーウーファーと組み合わせてコンパクトでスケール感のあるステレオシステムを狙うことができる。またウォールマウントを考慮しているので、サラウンドシステムを組むのもいいだろう。
構成は磁性流体冷却方式のピュアアルミニウムボイスコイルを持つ28mmのソフトドームトゥイーターとディナウディオ特許のMSPダイアフラム15cmウーファーの組み合わせである。アキュフェーズE-550、マランツSA-7S1との組み合わせでクラシックからジャズまでのSACD/CDを聴いた。最初はトゥイーターの存在感がやや勝って煩わしく聴こえた。5月のハイエンドショウで下ろしたばかりの新品だそうで、試聴が進むにつれバランスが取れてきた。小なりともディナウディオである。澄明で色づけがなく音に芯があって聴き手にしっかりとコンタクトする骨太な製品である。
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Audience
72 SE
→ 製品データベース
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Text
井上千岳
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写真はクリックで拡大
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\399,000(ペア・税込)
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【SPEC】
●ユニット:170mmウーファー×2、28mmトゥイーター ●周波数特性:28Hz〜26kHz ●能率:86dB ●インピーダンス:4Ω ●外形寸法:204W×959H×256Dmm ●質量:18kg |
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高域にはConter SシリーズのEsotecトゥイーターを改良したものを採用
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| SEとなりクロスオーバー設計も一新された |
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粒立ちのくっきりした
正確な再生音が特徴
ディナウディオのベーシックなモデルであるオーディエンス・シリーズのフロア型、72のリファイン・バージョンである。
トゥイーターにコンターSシリーズのユニットを改良したソフトドームを採用。ウーファーは一体成型MSPコーンで、これもコンターMkIIシリーズから継承した新開発ドライバーを使用。いずれもアルミ・ボイスコイルを搭載。ユニットの変更に伴ってネットワークも新規に設計しなおされた。筐体はMDF製。サイズは従来の72と同一だが、丹念な内部補強と多層ダンピングによって強靭なエンクロージャーを形成している。
ディナウディオらしいワイドレンジでスピードの速いレスポンスを得ている。従来のモデルに比べると音調全体に張りがあり、粒立ちがくっきりした印象がある。
ボーカルは声の質感がナチュラルに捉えられ、表情もナイーブだ。バックのギターやベースなども混濁することがなく、高度な分解能で明快に描き出されている。
ボーイソプラノは非常に繊細な出方だ。フレーズのひとつひとつが彫りの深いタッチで緻密に再現されている。ハーモニーは透明感が高く、響きに歪みがない。澄み切った音調が支配的だ。
ピアノはタッチが大変クリアだ。硬質感は全くないが、高域の端まで伸びきって明瞭そのもの。ニュアンスも精密に捉えられている。
コーラスはハーモニーの感触が非常に心地よい。バランスが取れて充実感が高く、響きがリアリティに富んでいる。濁りのない余韻と厚く繊細な質感が、遠近の正確な空間の中に浮かび上がる。
オーケストラは立ち上がりが速く、楽器間の分離が明確で鮮烈な鳴り方だ。楽器の質感とニュアンスが細かく描き抜かれている。 |
Audience
52 SE
→ 製品データベース
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Text
井上千岳
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写真はクリックで拡大
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\190,000(ペア)
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【SPEC】
●ユニット:170mmウーファー、28mmトゥイーター ●周波数特性:45Hz〜26kHz ●能率:86dB ●クロスオーバー周波数:700Hz ●外形寸法:204W×330H×256Dmm ●質量:7.2kg
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本機の背面端子部
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上位機種であるコンターSより受け継いだ本機のトゥイーター
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余裕ある広いレンジの中で
音楽は悠々と鳴り響く
このSEバージョンはサラウンド用のコンターSのために開発されたトゥイーターを採用。多層コーティングを施したソフトドームにダブルマグネットという構成だ。ウーファーは17cmMSPコーン。ボイスコイルにいずれもピュアアルミを使用しているのももちろんである。これに伴ってネットワークも一新された。
キャビネットはMDF製で、フロントバッフルを25mm厚としている。内部にはビチューメンと呼ばれる素材でダンピングを施し、背面にポートを備えたリア・バスレフ型だ。背後の壁との距離に応じて、このポートにスポンジ状の付属プラグを差し込み低域のレスポンスを調整することができる。
オリジナル機に比べてずいぶんゆったりした余裕が感じられる。レンジを思い切り広く取り、その中で透明度の高い音調が悠々と鳴り渡る印象だ。
ボーイソプラノはとりわけ声の質感が透き通るようで、ハーモニーにもクリアな余韻がたっぷり乗っている。分解能の高さはいつもながらだが、中低域に厚みを増しているのがこのバージョンでの特徴のひとつと言っていい。声の感触に上ずったところがなく、肉厚でエッジの立った歯切れのいい音調を常に維持している。
ジャズは背景空間が大変静かで、楽器の存在感が高い。ピアノは明快であらゆる音がくっきりと出てくる。飾りっ気がなく音色がいたってニュートラル。ウッドベースの把握力が高く、低音のピッチと音色を少しもにじませず正確に捉えている。エネルギーにもまったく不足がなく、豊かに弾む。
バロックは音数が多く、アンサンブルのさまざまな音がきめ細かく解きほぐされて再現される。楽器のそれぞれに張りがあり、目の詰まった質感で明瞭な音楽が展開されている。
コーラスは実音と余韻のバランスがちょうどよく、極めて快適な響きを獲得している。各声部が明確で柔和な音調を備え、安定度の高い再現である。
オーケストラは筋肉質で弾力のある明朗な鳴り方だ。音調に暗さがなく、あらゆる楽器が濁りのない質感で堂々と出てくる。それでいてうるさくはなく、音場の透明感が高い。豊穣を感じさせる完成度の高い再現性である。
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