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5つのスタイルで対応力向上

dynabook、インテルEvoプラットフォーム搭載「V8/V6」など'20秋冬PC発表

公開日 2020/11/10 13:13 編集部:押野 由宇
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Dynabook株式会社は、「dynabook Day 2020」と題して、この秋冬リリースする新商品の発表会を本日11月10日に開催した。

「dynabook Day 2020」

例年8月に開催される同発表イベントだが、今年は新型コロナの影響を受けて11月に延期となった。このことも踏まえ、冒頭、Dynabook株式会社 代表取締役社長 兼 CEOの覚道清文氏は「感染拡大の防止という世界共通の課題を克服しつつ、ニューノーマル時代の新しい提案をテーマに、最新のデバイス、ソリューションを提案していきたい」と挨拶した。

覚道清文氏

今回発表された新PCは、「ニューノーマル時代に最適」であるとして、リモートを重要視した「Remoto X」をキーワードに設定。リモートを前提とした商品やサービスを提供し、顧客価値の最大化を図っていく。

「dynabook V8・V6」

13.3型「dynabook V8・V6」は、5つのスタイルで使える5 in 1 (ファイブ イン ワン)プレミアムPenノートPCだ。11月下旬より順次発売で、価格はオープンだが、V8が税抜22万円前後、V6が税抜19万円前後での実売が予想される。

「dynabook V8・V6」

ペンを使ってクリエイティブな作業に最適な『Pen スタイル』、eSportsも楽しめる『Note PC スタイル』、ドルビーアトモスの迫力ある立体音響によるプライベートシアターとして活用できる『Monitor スタイル』、写真撮影や編集・投稿に便利な『Tablet スタイル』、画面を共有したミーティングや商談に便利な『Flat スタイル』、といった多様な使用シーンやニーズに合わせた5つのスタイルで活用できる。

『Monitor スタイル』など5つのスタイルで活用できる

dynabook V8・V6は、新次元の高品質ノートPCの証として、日本メーカーで唯一インテル Evo プラットフォームを搭載したモデルとなる。Evo プラットフォームは、薄さ・軽さや起動時間、表示品質、スピーカー音質など様々な性能において認定基準を満たす必要があるが、V8・V6はその品質を実現したということになる。

インテル Evo プラットフォームを搭載した日本メーカーで唯一のモデルとなる

さらに第11世代インテルCPUとグラフィックス性能を最大化する「エンパワーテクノロジー」を採用し、モバイルノートPCでありながら、TDP(熱設計電力)28Wの高いパフォーマンスを安定して維持する。

「エンパワーテクノロジー」の採用で高いパフォーマンスを実現

Note PC スタイルとして、eSportsも楽しめる性能を有しており、高精細写真や4K映像の編集などクリエイティブ作業にも対応する。ゲーミングPCでしかできなかったゲームも滑らかにプレイできると高性能をアピールし、発表会では『ストリートファイターV』を実際にプレイするデモも行われ、「キャラクターの動き、背景のエフェクトなどかなりスムーズ」であると感想が述べられた。

『ストリートファイターV』のプレイを通して性能の高さをアピールした

これはTablet スタイルでも同様で、長年培われた放熱設計、高密度実装技術を駆使した約979gの軽量&コンパクトボディで、タブレットに変形させた状態で編集が行える。約800万画素の高精細リアカメラによる撮影も可能だ。

Pen スタイルでは筆圧感知レベル4,096のWacom製アクティブ静電ペンを付属。筆圧を変えて線の太さや濃淡を微妙に表現するなどの繊細な描画も可能とするほか、手書きノートアプリ「TruNote」で紙のノート以上に便利に使用できるとアピールする。

エンターテインメント用途ではMonitor スタイルの活用を推奨。harman/kardonスピーカーを搭載し、立体音響技術ドルビーアトモスに対応。狭額縁の13.3型ノングレアIGZO液晶により、明るく色鮮やかで映り込みの少ない画面、そして没入感あるサウンドによりプライベートシアターが楽しめる。

「dynabook V8・V6」にはharman/kardonスピーカーを搭載する

軸を同期させるヒンジの採用で、画面を傾きのないフラット状態にしたflat スタイルでは、対面する相手と画面共有が簡単に行える。これもノングレア・広視野角液晶や、タッチ操作やペンを使った操作により、見やすい画面でスムーズな情報のシェアが行えることを特徴とする。

「dynabook F8・F6」

「dynabook F8・F6」は、V8・V6と同じく5 in 1 プレミアムPenノートPCであり、ひと回り大きな15.6型を搭載している。予想税抜実売価格はF8が23万円前後、F6が20万円前後。12月下旬から順次発売を予定する。

「dynabook F8・F6」

F8・F6はEvoプレットフォーム非搭載で、インテル Iris Xeグラフィックスエンジン内蔵の第11世代 インテル Coreプロセッサーを採用。上述の「エンパワーテクノロジー」によりCPU性能、グラフィックス性能が大幅に向上しており、文書作成からeSports、4K映像の編集といったクリエイティブ作業まで、大画面を見ながらハイスピードと滑らかな操作で実行できることを特徴としている。

ドルビーアトモスに対応し、スピーカーは力強い低音域から繊細な高音域までリアルなサウンドを再現する「2ウェイ4スピーカー」を搭載する。より大きな画面となったことで、様々なエンターテインメントをより大迫力で楽しめる。また映画、音楽、eSports、音声会話などコンテンツやスタイルに応じた音響効果も可能だ。

F8・F6は2ウェイ4スピーカーを搭載し、迫力あるサウンドを実現

ディスプレイは斜めからも見やすく、鮮やかな高色純度のフルHD高色純度・広視野角 ノングレア液晶を採用。各スタイルで快適に使用できる設計となっている。

左が「dynabook V8・V6」、右が「dynabook F8・F6」。F8・F6ではより大きな画面サイズでエンターテインメントコンテンツなども楽しめる

企業各社も性能の高さを後押し

今回の新商品発表に際し、協力各社がVTRでコメントを寄せた。インテル株式会社 代表取締役社長 鈴木国正氏は「両社がいち早く開発を連携することに非常に魅力的な商品となった。dynabook社が持つ先進技術としての基板実装、放熱設計により、小型軽量かつ安定した動作を実現している。特にEvoプラットフォーム搭載モデルは、生産性、エンターテインメント、クリエイティブなど、大幅に向上したユーザー体験が提供できる」と、新商品の性能の高さを紹介した。

鈴木国正氏

続いて日本マイクロソフト株式会社 執行役員 デバイスパートナーソリューション事業本部長の梅田成二氏も、マイクロソフト社が推進する “モダンPC” にからめて、「どのようなPCでも “モダンPC” と名乗ることができるわけではない。今回発表される新商品はすべて、最高のユーザー体験を提供できると確信している。マイクロソフトとしてもモダンPCとしてアピールしていきたい」と述べた。

梅田成二氏

そしてドルビージャパン株式会社 代表取締役社長 大沢幸弘氏は、「dynabookがエンターテインメント機器を発表したとも言える、記念すべき日。『PCからこんな音が出てくるの』、と驚かれると思う。ドルビーアトモスの臨場感溢れるコンテンツを堪能していただきたい」と、需要の高まるエンターテインメント対応の充実に触れた。

大沢幸弘氏

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