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HDMI出力も

QNAP、4K/60fps動画をスムーズに転送/再生するThunderbolt 2実装NAS

2016/07/12 杉浦 みな子
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テックウインド(株)は、同社が取り扱うQNAPのNAS“Turbo NAS”から、Thunderbolt 2を実装する“TVS-x82T”シリーズを7月15日に発売する。

・「TVS-1282T(TVS-1282T-i7-32G)」¥OPEN(予想実売価格598,000円前後)
・「TVS-882T(TVS-882T-i5-16G)」¥OPEN(予想実売価格468,000円前後)
・「TVS-682T(TVS-682T-i3-8G)」¥OPEN(予想実売価格358,000円前後)

“TVS-x82T”シリーズ

第6世代 Intel 14 nm マルチコアプロセッサを搭載するシリーズ。1282TがCore i7/32GB DDR4、882TがCore i5/16GB DDR4、682TがCore i3/8GB DDR4を搭載する仕様で、それぞれCPU要求の激しいアプリケーションに対しても高い性能を発揮するとしている。

またIntel HDグラフィックスを備えており、高品位なリアルタイム 4K (H.264)と1080pビデオ変換機能に対応。PC、モバイルデバイス、Smart TVでスムーズに再生できる一般形式に動画を変換できる。HDMI端子は全部で3系統を装備しており、4K(4,096×2,304)ビデオをスムーズに再生するHDMI2.0端子を1系統含む。

上述の通りThunderbolt 2を採用することにより、スムーズな4K/60fpsビデオの転送/再生をサポート。同社では、Thunderboltを装備するMacの4Kワークフロー、ファイルストレージ、高速共有に最適とアピールしている。また、デュアル10GbEポートも装備しており、ネットワーク接続に対しても優れた柔軟性を確保する。

内部にはIOPS性能を向上させるための4つのキャッシュ専用SSDスロットを実装しており、コンパクトでエネルギー効率の高いM.2 SSDを搭載することで、転送速度と信頼性をより高めた。SSDキャッシュを用いることで全体的なシステム性能を向上させ、仮想化などのランダムIOPS要求の高いアプリケーションにおける全体的なワークフローの改善に寄与するとのこと。

自動階層機能により継続的にPCIe NVMe SSD、M.2 SSD、SSDおよびSATAドライブにまたがり、ストレージ効率を最適化するQNAPのQtier技術も搭載。自動階層機能を備えた本シリーズは、頻繁に使用される「ホット」データを高性能ストレージ階層に自動的に移し、アクセス頻度の少ない「コールド」データを安価で容量の大きいドライブに移すことで、アプリケーションパフォーマンスをコスト効率良く利用できるようにしている。

なお本シリーズは、DAS、NAS、iSCSI-SANを1つのボックスに結合した初めてのNASとなる。「DASとNASのいいとこ取りでクラウド環境を最適化できる製品」と同社ではアピールしている。

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