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ポン・ジュノ監督作

アカデミー賞 作品賞に『パラサイト 半地下の家族』。アジア史上初、カンヌと2冠

公開日 2020/02/10 13:44 編集部:風間雄介
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第92回アカデミー賞「作品賞」に、韓国映画『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)が選ばれた。ほかに脚本賞など、計4部門を受賞した。

アジア映画がアカデミー賞の作品賞を受賞したのは本作が初。本作はすでにカンヌ国際映画祭の作品賞「パルム・ドール」も受賞しており、欧州と米国の主要映画賞の作品賞を受賞したことになる。

『パラサイト 半地下の家族』は、『殺人の追憶』『スノーピアサー』などで知られる韓国の名匠ポン・ジュノ監督の最新作。

ーーーあらすじーーー


過去に度々事業に失敗、計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク。そんな甲斐性なしの夫に強くあたる母チュンスク。大学受験に落ち続け、若さも能力も持て余している息子ギウ。美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない娘ギジョン… しがない内職で日々を繋ぐ彼らは、“ 半地下住宅”で 暮らす貧しい4人家族だ。

“半地下”の家は、暮らしにくい。窓を開ければ、路上で散布される消毒剤が入ってくる。電波が悪い。Wi-Fiも弱い。水圧が低いからトイレが家の一番高い位置に鎮座している。家族全員、ただただ“普通の暮らし”がしたい。
「僕の代わりに家庭教師をしないか?」受験経験は豊富だが学歴のないギウは、ある時、エリート大学生の友人から留学中の代打を頼まれる。“受験のプロ”のギウが向かった先は、IT企業の社長パク・ドンイク一家が暮らす高台の大豪邸だった——。

パク一家の心を掴んだギウは、続いて妹のギジョンを家庭教師として紹介する。更に、妹のギジョンはある仕掛けをしていき…“半地下住宅”で暮らすキム一家と、“ 高台の豪邸”で暮らすパク一家。この相反する2つの家族が交差した先に、想像を遥かに超える衝撃の光景が広がっていく——。

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