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簡易裁判所に民事調停を申し立て

JASRAC、CD等をBGM利用する全国の美容室などに法的措置

2016/06/07 編集部:小野佳希
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JASRACは、BGMを利用していながら、音楽著作権の手続きが済んでいない美容室などの187事業者、212店舗に対し、簡易裁判所に民事調停を申し立てを行った。

無許諾でBGMを利用する店舗に対する全国一斉の法的措置は、昨年に続いて今回が2度目。今回の申し立てにおいては、全件数のうち132事業者、151施設が美容室だったという。

有線音楽放送などの業務用BGMの利用では、著作権の手続きはそれらを提供している事業者が施設に代わって行っているため、個別にJASRACに手続きをする必要はない。しかし、市販のCD、携帯音楽プレーヤー、パソコン、インターネットラジオ等をBGMとして利用するには、施設ごとに著作権の手続きが必要で、今回の法的措置はこうしたケースで著作権手続きを行っていない事業者に対してのもの。

JASRACでは、「BGMは幅広い業種で利用されており、JASRACでは現在、全国規模の各業界団体に対して、加盟店舗の無許諾利用解消に向け、協力を要請している」とし、「今後も、繰り返しの説明にもかかわらず、手続きに応じていただけない施設に対して、BGMを適法に利用していただくための取組を推進していく」とコメントしている。

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