ActiveTrack、TapFly機能も

DJI、障害物感知システム搭載の新4Kドローン「Phantom 4」

編集部:杉浦 みな子
2016年03月03日
DJI JAPAN(株)は、同社の一般向けドローン“Phantom”シリーズの新製品として、障害物感知システムなどを搭載した「Phantom 4」を発表。直販サイトで受注開始した。価格は189,000円(税込)で、3月15日から順次発送を予定している。

Phantom 4

使用イメージ

“世界最高レベル”の空撮向けに最適化されたという4Kカメラを搭載するドローン。最新機種のPhantom 4では、撮影映像の輪郭をシャープにし、色収差を改善、視覚的な水準を向上させたという。また、DJIの特徴であるDJI Lightbridgeビデオ伝送システムも搭載されており、ユーザーは最大2km先からでもスマートフォンを使ってリアルタイムでカメラの映像を確認することができる。

Phantom 4では、障害物感知システム、ActiveTrack(アクティブトラック)、TapFly(タップフライ)などの新しい機能を搭載し、機体操縦や動画/静止画の撮影を簡素化したことが特徴となる。以下、新機能について紹介する。

障害物感知システムは、進行方向をとらえる2つの光学センサーが障害物を感知する機能。障害物を感知すると機体が自動で迂回して、飛行方向を確保しながら可能な限り衝突を回避する。システムが障害物を回避できないと判断した場合は、ユーザーが再度指示を出すまで飛行速度を落としながら停止、ホバリングする。障害物回避は、ユーザーが「Return to Home(リターントゥホーム)」を作動し、機体が離陸地点へ自動帰還する際の衝突リスクを低減させるためにも機能する。

ActiveTrackテクノロジーは、スマートフォンのDJI GOアプリを通じてPhantom 4のカメラ画面を確認したとき、動く被写体を追尾し、常にカメラの中央に捉えられる機能。ジョギングする人やダウンヒルを滑走する自転車をカメラに収めることが可能で、アプリのActiveTrackモードを有効にするだけで作動する。

なおPhantom 4は、3D映像を認識し、被写体が動いている間に形状や向きを変えた場合でも、継続して撮影する自律学習機能を搭載する。ActiveTrackモードでもユーザーがカメラの動きを完全にコントロールすることが可能。また、Phantom 4が常に被写体をフレームの中央部に合わせるので、被写体の動きに合わせてカメラを動かすこともできる。送信機の「一時停止(Pause)」ボタンを押せば、静かに前進を停止して空中でホバリングさせることができる。

TapFlyは、DJI GOアプリの新機能。Phantom 4の画面で目的地を2度タップすると、その目的地まで障害物を回避した最適な飛行ルートを計算する。別の場所をタップすれば、スムーズに移動を行う。

本体のデザインは、DJIが開発したクアッドコプターのクラシックなスタイルは従来から継承しつつ、優雅さや滑らかさ、航空力学的なラインを更に強調できるよう刷新。フレームには、軽量の複合材コアを組み込み、安定感と敏しょう性を高めた。このコアは再設計したジンバルにも採用しており、一層の安定性と振動の軽減にも影響しているとのこと。なお重心位置を改善し、またプロペラがカメラに写りこまないようジンバルの位置は変更されている。

モーターの効率性、消費電力管理も改善している。新しいインテリジェントバッテリーを導入することで、飛行時間は約28分まで延びた。また、内部には二重の慣性測定装置(IMUs)および内蔵デュアルコンパスを搭載する。さらに、取り付けが簡単なプッシュ&ロックのプロペラを新たに採用したことで、より素早くプロペラの取り付けと固定が行えるように配慮している。

そのほか、機能面では高性能および使いやすさに加えて、楽しむことも考慮に入れている。新機能の上級者向け「スポーツモード」は、ドローンでレースをした場合の感覚が楽しめる機能。このモードでは、時速72kmで飛行することが可能で、他のモードに比べてより迅速に上昇・下降する。「スポーツモード」で機体を加速化したことにより、様々な場所へ早く到着し撮影することができる。これまでは捕捉できなかった高速のダウンヒルスキーヤーを追尾撮影できるようになった。

【問い合わせ先】
DJI JAPAN
MAIL/sales.jp@dji.com

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