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米国の女性ネイティブスピーカーによる自然な発音

ヤマハ、アメリカ英語対応ボカロ「VOCALOID4 Library CYBER DIVA」

公開日 2015/01/23 19:53 ファイル・ウェブ編集部
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ヤマハ(株)は、アメリカ英語に対応したボーカロイド用の歌声ライブラリ「VOCALOID4 Library CYBER DIVA」を2月上旬に発売する。価格はオープン。

VOCALOID4 Library CYBER DIVA

「VOCALOID」は、同社が開発した、歌詞とメロディーを入力するだけで楽曲のボーカルパートが制作できる歌声合成技術および、その応用ソフトウェア。専用の歌声編集ソフトウェア「VOCALOID Editor」と、声のデータベース「歌声ライブラリ」をパソコンにインストールすることで歌声の制作が楽しめる。

「VOCALOID4 Library CYBER DIVA」は、「VOCALOID4」用の女性歌声ライブラリで、ヤマハからは初となる英語対応の歌声ライブラリ。英語圏をはじめとした海外ユーザーにもバーチャルシンガーによる新しい音楽をより楽しんでもらいたいと考えたことから本製品の発売に至ったという。

「VOCALOID」では通常、イギリス英語に近い発音記号を使って英語の歌声合成を行うが、本製品に付属する「CYBER DIVA専用ユーザー辞書ファイル」を、「VOCALOID4 Editor」または「VOCALOID4 Editor for Cubase」に設定することで、自然なアメリカ英語の発音にも対応するとのこと。

開発においては、米国出身のネイティブスピーカーを起用し、より自然な英語の発音を約2年間追求してきたという。 また、「VOCALOID4」から搭載された声を震わせる機能「グロウル」の性能を最大限に引き出すことができるよう開発されたという。ロックやソウル、ブルースなどで活躍する、少しざらつき、かすれた“ラフ”な声や、激しく唸って耳をつんざくような“ハーシュ”な声など、多様な歌声表現が可能だとのこと。

なお、本製品は単体では使用できず、「VOCALOID4 Editor」または「VOCALOID4 Editor for Cubase」のいずれかが必要。

「VOCALOID4 Editor for Cubase」と、「Cubase 7 シリーズ」または「Cubase 8 シリーズ」とあわせて使用すれば、Windows環境だけでなく、Mac環境でも使用可能。対応OSは、Windowsが8.1/8/7、MacがOS X 10.9/10.8。

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