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BDの金額ベースシェアは44%に

GfK発表の'14年上半期セル映像ソフト販売、売上低迷も下半期の上昇見込む

2014/08/05 ファイル・ウェブ編集部
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ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン(GfK Japan)は、2014年上半期のセル映像ソフトの販売動向を発表した。なおこちらは全国の映像ソフト取扱店(メディアストア、家電量販店、総合量販店、Eコマース等)における販売実績をもとに推計したものとなる。

2014年上半期のセル映像ソフト市場(DVD/BD等を全て含む)は、2,188万枚、売上げ974億円となった。数量は前年比14%減、金額は前年比11%減。上半期の金額市場が1,000億円を下回ったのは2006年移行で初めてだという。

販売チャネル別の金額構成比では、Eコマースが伸長し56%に。ついでメディアストア(27%)、家電量販店(8%)となった。

ジャンル別金額構成比では「音楽」が最も多く、昨年より4%伸ばした34%に。前年同期に活況を呈した邦アニメはやや下がり、構成比28%となった。

映像ソフトのジャンル別金額構成比のグラフ

BDソフト市場は売上げ753万枚、売上高427億円に。数量では前年同期より2%減としたものの、金額では2%増となった。BDソフトがセル映像ソフト全体に占める割合は6%拡大し、金額ベースでは44%にまで達した。ジャンル別売上げ構成比で最も高いのは「邦アニメ」(46%)だが、前年同期より2%減。一方「音楽」は25%にまで伸長した。

上半期ではセル映像ソフト市場はややふるわなかったものの、GfKは「前年の市況や今後のラインナップ等を考慮すると、2014年下半期の市況は持ち直すものと見られる」としている。特にBD市場は「アナと雪の女王」を起爆剤として急速に復調し、最終的には数量・金額ともに前年比約1.2倍の規模に拡大すると見込んでいるとのことだ。

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