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サウンドスキャンジャパン集計

'14年上期CD売上、前年同期割れで1,000億円を切る − アーティストは嵐とAKBが首位争い

2014/07/30 ファイル・ウェブ編集部 小野
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なお、アルバム・シングル別平均単価では前年上半期と比べ、アルバムはプラス46円、シングルはプラス39円と共に微増。「複数のCDやDVD等をセットした高額商品が増えていることが影響と思われる」としている。

アルバム・シングル別平均単価

邦楽と洋楽の売上比率は81:19と、前年同期の84:16より洋楽比率が増えた。ジャンル別の売上も、邦楽は前年より10.7ポイント下がっているの対し、洋楽では逆にプラス7.7ポイント、特に洋楽・ロック&ポップスでは12.8ポイントも上昇している。これは『アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック』の好調な売上が増加分の大半を占めているという(同作品は日本語曲も含まれるが、ここでは洋楽アルバムとしてカウントしている)。

また、アニメ関連市場も前年同期と比べ17.7ポイント増加し、アルバムはプラス28.6ポイントも上昇。これは、前述の『アナと雪の女王』効果のほか、『ラブライブ!』、『THE IDOLM@ASTER』、『うたの☆プリンスさまっ♪』など、架空のアイドルなどアニメ内に登場するキャラクターが歌うという商品が大量にリリースされていることが好調の要因となっているという。

ジャンル別売上金額

販売チャネル別でみると、Eコマース構成比は、1.3ポイント増加し37%と過去最大となった。ただし、その売上金額は前年比95.5%とEコマースにおける販売金額が初めて前年を下回った。

一方、リアル店舗の売上金額も前年比90.6%と下がっている。リアル店舗のシェアは、下がり続けているものの相変わらず60%台を堅持していることから、「今後も、リアル店舗・Eコマース双方の良さを活かした販売戦略が重要だ」としている。

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