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世界巡回チャリティープロジェクト

「ザ・マッカラン64 in ラリック シール・ペルデュ」が日本で公開!

2010/10/28 季刊analog編集部
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サントリー酒類が取り扱う銘シングルモルトウイスキー「ザ・マッカラン」。analog誌でも何度か紹介しているが、少しでもモルトウイスキーに関心がある方ならば、知らない人はいないだろう。その優雅なテイストと香りは、長らくシングルモルトのロールスロイスとも称され世界中の方に愛されている。

10月22日の夜、銀座のブルガリ銀座タワーのIL RISTORANTEにて、プレス向けに「ザ・マッカラン64 in ラリック シール・ペルデュ」が公開された。

公開された「ザ・マッカラン64 in ラリック シール・ペルデュ」


これは1824年にスコットランドで創業した高級シングルモルトウイスキーの老舗「ザ・マッカラン」と、創業者ルネ・ラリック生誕150周年を迎えたフランスの高級クリスタルブランド「ラリック」がコラボレートした世界巡回チャリティープロジェクトだ。

本プロジェクトの主役は、過去に一度もボトリングされたことがない貴重なザ・マッカラン64年もの1.5リットルを、ルネ・ラリックが世界限定1点のデカンタに納めた作品。デカンタは古代から伝わる貴金属やブロンズの鋳造法をガラスに応用した、大変手間のかかる技法で制作されている。

デカンタの表面にはスコットランドの250ヘクタールの広さを誇る「ザ・マッカラン」の領地、ドメール・マッカランの美しい風景が360度取り囲むようにデザインされている。また丹念に磨かれたデカンタの栓には、今回のシール・ペルデュの象徴である「ザ・マッカラン」のイースターエルキーハウスが栓の中に包み込むように内包されている。

今回のデカンタの栓の部分。イースターエルキーハウスが栓の中に包み込むように内包されている

この1点もののデカンタは、今年4月6日にフランス・パリで初披露されたのを皮切りに、世界の13主要都市を巡回中(同時に10都市でミニオークションを開催)。すでにマドリッド、ロンドン、モスクワ、香港、ソウル、台北、上海、シンガポールを周り、今回日本にやってきた。

10月25日には大阪のリーガロイヤルホテルでも公開された。大阪では今回ボトリングされたザ・マッカランの64年と同じ希少なモルトウイスキー100mlとラリックのグラスのセットによるミニオークションが行われ、110万円で落札された。

このデカンタ作品は、最終的に11月15日、アメリカ・ニューヨークのサザビーズでオークションにかけられ、収益は清潔で安心な水を発展途上国に届ける活動を行っているチャリティ団体「WATER(ウォーター)」に全額寄付されることになる。

実際に見てみると、デカンタの外観はイマジネーション溢れる素晴らしいデザインが施され、大型の栓の中に収めされたイースターエルキーハウスの姿と共に、その存在感に圧倒される。

今回の公開に伴い、「ザ・マッカラン」のグランドオーナーである、ザ・エドリントングループのアジアパシフィック代表のマーティン・レンマン氏が来日した。

ザ・エドリントングループのアジアパシフィック代表のマーティン・レンマン氏

会場ではラリックの美しいグラスで「ザ・マッカラン」が振る舞われた

レンマン氏は「今回は3つの企業が一イベントに関わっています。ブランドオーナーであるエドリントングループ、ラリック、そして日本のサントリー。この3社は非常に似たものをもっていて、品質に対する熱意はもちろん、社会に対する貢献をしたいという気持ちを持っています」とあいさつ。

またレンマン氏は「私たちの活動は、会社が存在する意義、心の部分を象徴しています。今回のデカンタは、本当に美しく、世界で1つしかない素晴らしいもの。また、デカンタだけではなく、その中の64年もののマッカランも、本当にユニークで珍しい。飲んでいただいた時の素晴らしさは楽しんでいただけるものだと思う。ラリックと共にこのイベントをどんどん広げて行ってほしい」とも述べ、参加した面々と共に「ザ・マッカラン」で乾杯した。

チャリティのために制作された、世界で1本の希少な「ザ・マッカラン64 in ラリック シール・ペルデュ」。果たしてどれくらいの価格がつくのだろうか。

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