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長短篇20本を上映

第17回EARTH VISION 地球環境映像祭・本祭が3月6日から開催

公開日 2009/02/27 12:07 山之内優子
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EARTH VISION 地球環境映像祭は“地球環境”をテーマとし、世界の優れた映像作品と映像作家を紹介するアジアで最も歴史のある環境映像祭だ。1992年以来、1年に1回アジア・オセアニアから監督を招き、入賞作品の上映とアースビジョン大賞受賞作品の選考と表彰を行ってきた。

地球の各地から集められた作品は、昨年より公開され、審査上映会が行われてきた。今年の開催される本祭では入選作品などの長短篇20本が上映されるとともに、制作者のトークセッション、監督と観客の間でのQ&A、川嶋 直氏(財団法人キープ協会 常務理事)によるワークショップ「清里の森から地球を見る」などが行われる。

本映像祭で紹介される世界の現状を伝える映像は、その後多くの場で上映されていくことも多い。

アカデミー賞を日本作品が受賞し、日本の映像作品が注目される中、最新の世界の質の高いアニメや実写の長短篇映像をまとめて鑑賞する良い機会だ。


会期:3月6日(金)〜3月8日(日)
会場:四谷区民ホール(東京都新宿区内藤町87番地 四谷区民センター9階)
参加費:1日1,000円(中学生以下無料・事前予約不要)
3日間通し参加費(カタログ付き):一般2,000円/学生1,500円

◆ 問い合わせ先 ◆ 
アース・ビジョン組織委員会
【事務局】TEL/03-5802-0525
【本部】(財)地球・人間環境フォーラム TEL/03-3813-9735
http://www.earth-vision.jp

プログラム等の詳細は、上記 EARTH VISION ウェブサイトまで


代表作品紹介 ★は作家トークあり

<6日のプログラムより>


「瓦全―無為に生きながらえ」★
(中国/2007年/監督:Jin Huaqing/25分)
中国南西部の小さな町。外から来た5万人の労働者たちは、故郷では得ることのない稼ぎと引き換えに重い代償を支払うのだった。


「オオカミの護符―里びとと山びとのあわいに」★
 (日本/2008年/監督:由井 英/114分)
関東平野を囲む山々にはかつてニホンオオカミが棲んでいた。「お犬様」と呼ばれるオオカミの護符のいわれを尋ね、見えてきたのは、今なお自然を尊ぶ関東のお百姓の姿だった。

<7日のプログラムより>

「わたしの干潟」       
(韓国/2008年/監督:Kim Sang-nahm/22分)
少女ボルムの家の前の干潟では、コンクリート堤の建造が進む。


「世界で一番大きな花」
(スペイン/2007年/監督:Juan Pablo Etcheverry/10分)
新しい家のそばで、少年は枯れかけた芽を見つける。


「動物が地球を救う」
(イギリス/2007年/監督:Lester Mordue/9分)
「ウォレスとグルミット」の制作スタッフによるゆかいなクレイアニメ。


「ペンギンのおうちはどこ?」
(スイス/2008年/監督:Barelli Marcel/9分)
南極の氷が溶けてしまった未来の地球。ペンギンは雪に覆われたアルプスへ移住しようとスイスの税関にやって来るのだが‥‥。実写とアニメを巧みに融合し、ちょっと皮肉のきいたストーリーが展開する。


「鉄を喰らう者たち」★
(バングラデシュ/2007年/監督:Shaheen Dill-Riaz/85分)
「本当に飢えていたら、人は何だって食べられるさ。たとえそれが鉄であっても」。


「シード・ハンター」★
(オーストラリア/2008年/監督:Sally Ingleton/53分)
地球温暖化が進む中、危惧される食料危機。遺伝子探偵団は、ある原種を求めて中央アジア・タジキスタンの険しい山々へ足を踏み入れる。

<8日のプログラムから>

「花はどこへいった」★
(日本/2007年/監督:坂田 雅子/71分)
夫の死の原因を求めて監督は、彼が米軍兵士として戦場で枯れ葉剤を浴びたベトナムへと赴く。

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