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動画機能も向上

キヤノン、AF性能等を強化したエントリー向けミラーレスカメラ「EOS Kiss M2」

2020/10/14 編集部:平山洸太
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キヤノンは、エントリークラスのミラーレスカメラ「EOS Kiss M2」を11月下旬に発売する。価格はオープン。ラインナップと直販価格(税抜)は以下の通り。

・「ボディ単体」77,000円
・「レンズキット(EF-M15-45 IS STM)」92,000円
・「ダブルズームキット(EF-M15-45 IS STM/EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM)」115,000円
・「ダブルレンズキット(EF-M22mm F2 STM/EF-M15-45 F3.5-6.3 IS STM)」108,000円

「EOS Kiss M2」ボディ(ブラック/ホワイト)


同社が2018年に発売した小型軽量ミラーレスカメラ「EOS Kiss M」の後継モデル。基本性能を継承しつつ、AF性能や動画撮影機能、操作性をより高め、カメラ初心者でも本格的な撮影が手軽に楽しめるとする。

各画素が撮像と位相差AFを兼ね備える「デュアルピクセル CMOS AF」を採用し、高速・高精度なAFを実現。測距エリアは約88×100%をカバーし、AFエリア自動選択時には最大143分割の測距エリアで素早く精度の高いピント合わせが行えるとしている。

従来モデルから瞳検出の精度を向上し、バストショットの構図だけでなく、被写体の全身が写っている構図でも検出するように改善。加えて、サーボAF/動画サーボAF時でも瞳検出が使用可能になった。

本体左右

また、AFフレームの表示スピードを改善することで、被写体の動きに合わせたAFフレームの追従がスムーズになった他、1点AFよりさらに小さいAFフレームでフォーカスを合わせられる「スポット1点AF」も搭載する。

撮像素子には約2,410万画素のAPS-CサイズCMOSセンサー、映像エンジンにはDIGIC8を採用。連写では、AF追従で最高約7.4コマ/秒、AF固定で最高約10コマ/秒の撮影が行える。レンズの収差などを補正するデジタルレンズオプティマイザも備える。

本体上面

動画では最大4K/25Pの撮影に対応し、任意の1フレームを約830万画素(3,840×2,160)のJPEG画像として保存する「4Kフレーム切り出し」機能も搭載。その他、縦位置で撮影した動画をスマホやPCでも自動的に縦位置で再生されるようにする縦位置情報付加機能、HD/120Pでのハイフレームレート撮影機能にも対応する。

電子ビューファインダーは約236万ドットの有機ELパネルを採用。背面モニターはバリアングルのタッチ液晶となり、解像度は約104万ドット、大きさは3.0型。

本体背面。電子ビューファインダーとバリアングルタッチ液晶を搭載

Wi-FiおよびBluetoothに対応し、スマートフォンとの接続も可能。Wi-Fi接続により、撮影した静止画/動画を同社クラウドプラットフォーム「image.canon」へ転送したり、カメラ本体のみでYouTubeライブ配信を行うこともできる。

バッテリーパックは「LP-E12」を採用し、モニター使用時の撮影枚数は約305枚。ボディのカラーバリエーションはブラック/ホワイトの2色。外形寸法は116.3W×88.1H×58.7Dmmで、質量はブラックが約387g、ホワイトが約388g(バッテリーと記録メディア含む)。

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