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ニコン史上最強のAF性能を実現

ニコン、デジタル一眼レフ旗艦機「D6」。税込約80万円で3月発売

2020/02/12 編集部:平山洸太
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ニコンは、一眼レフデジタルカメラのフラグシップモデル「ニコン D6」を3月に発売する。価格はオープンだが、税込798,600円前後での実売が予想される。

「ニコン D6」

前機種「D5」からAF性能を大きく向上させ、「ニコン史上最強のAF性能を実現」したとするフラグシップモデル。フォーカスポイントには全点クロスタイプの高密度105点AFシステムを新採用する。AFセンサー密度は約1.6倍、選択可能なセンサー点数は3倍となっており、これにより高い合焦性能を発揮するとのこと。

またD5にも搭載されていた「グループエリアAF」では、被写体の動きや撮影シーンに応じて17種類のAFエリアパターンからカスタム設定ができるように。新開発のAF専用エンジンによって、約14コマ/秒の連続撮影でも全点同時測距が行えるほか、新アルゴリズムにより、被写体の追従性能の向上も図っている。

撮像素子には、ニコンFXフォーマット(フルサイズ)のCMOSセンサーを採用する。有効画素数は約2082万で、ISO感度は100 - 102400に対応。動画では4K UHDの撮影が行える。

画像処理エンジンには「EXPEED 6」を搭載し、先述のAF専用エンジンと組み合わせることで、180KピクセルRGBセンサーによるアドバンストシーン認識システムの性能を向上。オートホワイトバランス性能向上のほか、オートエリアAFや3D-トラッキング時にも瞳優先のAFも行えるようになっている。

プロフェッショナルの撮影におけるワークフローの高速化にも配慮しており、背面モニターのフリック操作で重要な画像を割り込み送信できる機能、編集用と送信用でサイズ/画質設定の異なるJPEG画像の記録機能などを新たに追加している。1000 BASE-Tでは、転送速度を従来から約15%向上。Wi-FiやGPSも内蔵する。

従来の操作・ホールディング性能を継承するとしながらも、使い勝手を向上させたとのこと。コネクター配置の見直しをはじめ、ボタンイルミネーション時の液晶表示の視認性向上などを行っている。またマグネシウム合金の採用により、厳しい環境化での堅牢性、耐久性、防塵防滴性能を搭載。ケンジントンロックにも対応する。

液晶モニターは3.2型で、ドット数は約236万。記録媒体としてCFexpress カード(Type B)とXQDカードに対応する。外形寸法は約160W×163H×92Dmmで、質量は約1,450g(記録メディアとバッテリーを含む)/約1,270g(本体のみ)。

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