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発売後のアップデートも予定

キヤノン、4K60P映像をSDIケーブル1本で受信できる映像編集用モニター「DP-V2421」

2018/03/29 編集部:成藤正宣
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キヤノンは、放送スタジオ・映像編集用の4K HDRディスプレイ「DP-V2421」「DP-V1711」を4月に発売する。価格はDP-V2421が316万円前後、DP-V1711が150万円前後を予定する。

DP-V2421

DP-V1711

従来はSDIケーブル4本を使用する必要のあった4K60P映像を、SDIケーブル1本で受信できるようになったディスプレイ。SDIケーブルは最大4本同時に接続でき、4系統の4K60P映像を切り替えながら表示することが可能。24型のDP-V2421はポストプロダクション/編集のスタジオに設置するマスターモニターとして、17型のDP-V1711は撮影現場への持ち運びもできる機動力の高いモニターとしての使用を想定する。

DP-V2421の背面。SDI端子1つにつき4K60P映像1系統が入力可能

DP-V2421のバックライトは直下型RGB LEDを採用し、最大輝度は1200nitに達する。DP-V1711は白色 LEDバックライトを採用し、最大輝度は300nit。

ヘッドホン出力や、キャプチャ画像や設定を出力できるUSB端子、外LAN端子、HDMI入力1系統を搭載。DP-V1711ではそれに加え、12VのDC電源を入力するXLR端子とREMOTE端子を搭載する。

DP-V1711は外部電源用のXLR端子も搭載する

なおDP-V2421、DP-V1711と、従来機種「DP-V2710」「DP-V1710」には無償アップデートも提供する。ピクセル輝度/フレーム輝度の画面表示機能、入力信号に応じた画質設定の自動切り替え機能、4K映像を2Kサイズに縮小し、4系統を1画面に同時表示するマルチ表示機能、タブレットやパソコンからネットワークを通して遠隔操作するWebリモート機能などを追加する予定で、6月を目処にリリースするという。またDP-V1711とDP-V1710には、輝度を600cd/m2まで拡張する有償ファームウェアアップデートの提供も予定している。

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