35mmフルサイズ積層型CMOSセンサー「Exmor RS」

ソニー、世界初のフルサイズ積層型CMOS搭載ミラーレスカメラ「α9」を海外発表。約4,500ドル

編集部:小野佳希
2017年04月20日
ソニーは、世界で初めて35mmフルサイズの積層型CMOSセンサーを搭載し、全画素読み出しでの4K動画撮影などにも対応するミラーレスカメラ“α9“「ILCE-9」を海外発表した。アメリカでは5月に約4,500ドル、イギリスでは6月に4,500ポンドで発売する。

α9 ILCE-9

24.2メガピクセルの35mm フルサイズ積層型CMOSセンサー「Exmor RS」を搭載。積層型ではない35mmフルサイズセンサーを搭載している「α7 II」に比べて20倍のデータ処理速度を実現しているという。

ISO感度は100〜51200で、50〜20480014まで拡張可能。14ビットRAW撮影にも対応している。

映像エンジンのBIONZ Xも最新世代のものを採用。BIONZ XおよびフロントエンドLSIとの組み合わせによってExmor RSセンサーの性能を最大限引き出すとしている。また、EVFの表示遅延もさらに低減させたという。

撮影コマ間のブラックアウトもない、秒間20コマ連写が可能。UHS-IIクラスのメモリーカード使用時には、RAWで241枚、JPEGで362枚まで連写記録できる。

最大でシャッタースピード1/32,000時まで、シャッターの動作音や振動を排除しての撮影が可能。画面内の約93%をカバーする693点測距の像面位相差AFに対応し、秒間60回の演算処理を行ってAF/AE追従する。また、コントラストAFと組み合わせるファストハイブリッドAFは、α7RII比で約25%の高速化を実現した。

業務用途を想定してイーサネット端子も装備。SDカードスロットも2基装備し、うち1基はUHS-IIに対応している。同じデータを両方のカードに同時に記録することも、RAW/JPEGまたは静止画/動画を分離して記録するなどといったことができる。

バッテリーも従来から変更。従来のWバッテリー比で約2.2倍の容量を持つZバッテリー「NP-FZ100」を新たに採用した。また、5軸ボディ内手ブレ補正も搭載し、シャッタスピード5段分の補正を実現している。

ファインダーは約368万6,000ドットのQuad-VGA OLED Tru-Finderを新搭載。ZEISS T*コーティングを施して反射を大幅に低減させていることに加え、アウターレンズにフッ素コーティングを施して汚れも防止できるようにしている。そしてα7RIIのファインダーよりも2倍高い輝度を実現。また、ファインダーのフレームレートを60fps/120fpsに設定変更することもできる。

動画撮影においては、全画素読み出し4K(3840×2160p)撮影に対応。イメージセンサーが捉えた6K相当の情報量の信号を凝縮するオーバーサンプリングも引き続き搭載している。また、フルHDの場合は最大100Mbpsでの120fps記録が可能。

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