HOME > ニュース > JVC、4K/60p映像出力対応の小型・軽量4Kカメラモジュール「GW-MD100」

独自の画像処理エンジンを2基搭載

JVC、4K/60p映像出力対応の小型・軽量4Kカメラモジュール「GW-MD100」

2016/12/21 編集部:伊藤 麻衣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)JVCケンウッドは、JVCブランドより、独自の画像処理エンジンにより4K/60p映像出力を可能にした小型・軽量の4Kカメラモジュール「GW-MD100」を2017年3月下旬に発売する。価格はオープンだが、200万円前後での実売が予想される。

GW-MD100

本機は、88W×108.5H×117Dmm/800gのコンパクトなボディに1,350万画素の4K対応Super35mmCMOSセンサーを搭載。センサーサイズを活かした高精細な映像と被写界深度の浅い映像表現を実現したという。また、ワイドダイナミックレンジにより、明暗差が大きな被写体や低照度の環境下での撮影でも、鮮明かつ色再現性の高い撮影が可能とのこと。

画像処理エンジンには、同社がこれまで培ってきた技術を搭載した独自の4K画像処理エンジンを2基搭載する。これにより、4K/60p動画をリアルタイムでH.264圧縮してSDカードへ記録可能にした。さらに非圧縮4Kベースバンド信号の出力にも対応する。

本体背面には、映像の4分割シャットルよくを可能にする3G-SDI端子を4系統搭載。クアッドリンク接続することで、最長100mまでの4Kリアルタイム伝送を実現した。

また、4K記録に対応したSDカードスロットを1基備え、映像信号のケーブル伝送が難しい状況での4K収録を可能にしている。

レンズマウントには、マイクロフォーサーズシステムを採用し、撮影シーンにあわせて様々なレンズが装着可能となっている。また、外部からのシリアル通信により離れたところからのフォーカス・アイリス制御にも対応。スタジオやロケ現場でのクレーン撮影やドローンによる空撮などの製作用サブカメラや、学術分野での高精細観察カメラなどとしても使用できるとアピールする。

その他のインターフェースには、HDモニター出力(HD-SDI)とカメラコントロール(D-Sub9pin)を各1系統ずつ装備。Genlock(Tri-Sync/Black Burst)に対応する。

【問い合わせ】
JVCケンウッド メディア事業部ソリューション事業統括部ソリューション1部
TEL/045-444-5401

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

製品スペックやデータを見る
  • ジャンルその他
  • ブランドJVC
  • 型番GW-MD100
  • 発売日2017年3月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格110,000円前後
【SPEC】●撮像素子:Super35mm 13.5M CMOS ●ゲイン:0、3、6、9、12、15、18、21、24dB ●電子シャッター:STEP:1/4〜1/10000、EEI ●電圧:DC12V〜15V ●消費電力:26.8W ●対応メディア:SDXCまたは、SDHC UHS-TUHS Speed Class 3 以上(16GB〜64GB) ●推奨フォーマット:FAT32 ●スロット数:1スロット ●外形寸法:88.0W×108.5H×117.0Dmm ●質量:800g