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ベース感度ISO 64を実現

ニコン、動画にも注力した「ニコン史上最高画質」のデジタル一眼レフ「D810」

公開日 2014/06/26 17:36 ファイル・ウェブ編集部
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ニコンは、新開発のFXフォーマットCMOSセンサーを採用したデジタル一眼レフカメラ「ニコン D810」を7月中旬より発売する。価格はオープンだが、ボディ単体が350,000円前後、「AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR 付き」付きのレンズキットが405,000円前後での実売が予想される。

D810

有効画素数3,635万画素、光学ローパスフィルターレス仕様の新開発ニコンFXフォーマットCMOSセンサーと最新の画像処理エンジン「EXPEED 4」を搭載。これにより、ISO64〜12800の幅広い常用感度域を実現。同社では「高い鮮鋭感と豊かな階調性を誇る、ニコンデジタル一眼レフカメラ史上最高画質を実現した」としている。

新開発のFXフォーマットCMOSセンサーによって各画素が蓄積できる光の情報量を増やすことで、ISO 100と同等の広いダイナミックレンジを持つ、ベース感度ISO 64を実現。明るい環境で大口径レンズを使って撮影する場合でも、白とびを抑えながら、被写体を階調豊かに高い鮮鋭感で描写するという。

静止被写体への位相差AFの精度も向上。また、ミラーやシャッターなどのメカ駆動を一新し、カメラ内部の振動を低減させている。

「ピクチャーコントロールシステム」には、新しい画調として「フラット」を追加。被写体情報を最大限に取得することができ、画質の調整や加工をしても、白とびや黒潰れ、色飽和が起きにくいという。これにより、明暗、色ともに階調性豊かに仕上げることができるとしている。

加えて、ピクチャーコントロールの各調整項目に画像のクリア感を調整できる「明瞭度」を追加したほか、各調整ステップを0.25ステップに細分化し、さらなる微調整ができるようにもした。

FXフォーマットで最高約5コマ/秒、DXフォーマットでは最高約7コマ/秒の高速連続撮影が可能。動画撮影は60pのフルHD動画撮影に対応し、モアレやジャギー、偽色を効果的に抑制しているという。動画記録にはIPBを用いたH.264圧縮を採用。感度はISO 64-12800(Hi 2〈ISO 51200相当〉まで増感可能)。ステレオマイクも搭載する。

また、絞りとシャッタースピードを一定にし、ISO感度のみで露出を制御する、露出モードM時の感度自動制御や、白とびしそうな部分を斜線表示する「ハイライト表示」などによって、操作性も向上も図った。これらにより、露出のちらつきを抑えた美しい微速度動画もカメラ内で作成可能だとしている。

液晶モニターは3.2型で、記録媒体はSD/SDHC/SDXCカードとコンパクトフラッシュカードに対応。バッテリーおよびSDメモリーカードを含む質量が約980g。

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルデジタルスチルカメラ/静止画編集
  • ブランドNIKON
  • 型番D810
  • 発売日2014年7月中旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格350,000円前後)
【SPEC】●撮像素子:35.9×24.0mmサイズCMOSセンサー、ニコンFXフォーマット ●有効画素数:3635万画素 ●記録媒体:SD/SDHC/SDXCメモリーカード、コンパクトフラッシュカード ●液晶モニター:3.2型TFT液晶モニター、約122.9万ドット(640×RGBW×480)(VGA) ●外形寸法:約146W×123H×81.5Dmm ●質量:約980g(バッテリー、SDメモリーカード含む、ボディーキャップ除く)