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カメラ市場の現状も紹介

“フルサイズセンサー搭載NEX”登場の可能性にも言及 − ソニーα99/RX1/NEX-VG900発表会レポート

公開日 2012/09/12 17:40 ファイル・ウェブ編集部
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既報の通りソニーは“Cyber-shot”「DSC-RX1」、“α99”「SLT-A99V」、レンズ交換式“Handycam”「NEX-VG900」「NEX-VG30」のデジタルイメージング系4製品を発表。同社では製品発表会を開催し、製品の特徴や販売戦略などについて説明した。



■ビデオカメラ/ミラーレスともに世界で圧倒的なトップシェアを獲得

「デジタルイメージング事業における業務用と民生用の連携を強化していく」と語る、ソニー(株)業務執行役員SVPデジタルイメージング事業本部 本部長の石塚茂樹氏は、民生用デジタルイメージング市場の状況を紹介。

石塚茂樹氏

金額ベースではコンパクトデジタルカメラやビデオカメラの構成比が年々低下し、その一方でデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラ、高級・高倍率コンパクトデジタルカメラの構成比が伸びてきていると説明し、前者を「成熟カテゴリー」、後者を「成長カテゴリー」と分類する。

民生用デジタルイメージング市場の推移

そして成熟カテゴリーでは、ビデオカメラで世界シェア40%という圧倒的シェアを持っていることなどを挙げながら、プロジェクター機能や独自手ブレ補正など新しい提案で引き続きシェアを獲得していくと説明した。

成長カテゴリーでは、高付加価値商品群を強化するとコメント。強化策として「自社開発デバイスのさらなる強化により圧倒的高画質を実現」「社内の業務用領域との協業強化」「ネットワークを活用した、新しい映像・写真の楽しみ方を提供」という3点を挙げ、こうした狙いの下に今回の新製品群を投入するとした。

成熟カテゴリーと成長カテゴリーそれぞれの戦略でシェア獲得を狙う

なお、石塚氏はグローバルでのミラーレスカメラにおける同社のポジションにも言及。世界の80%をカバーする主要11市場のうち7市場において金額ベースでのナンバーワンシェアを獲得していることを紹介した。そして別項で紹介している「NEX-6」および「NEX-5R」についても触れ、「フルラインナップで年末商戦を戦ってリーディングポジションを獲得していく」と語った。

世界の主要市場においてミラーレスでは高いシェアを獲得している

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