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JAY-ZはSquareのボードメンバーに

高音質ストリーミング配信「TIDAL」を決済システムのSquareが買収

2021/03/05 PHILE WEB編集部
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決済システムを提供するSquareは、高音質音楽配信を手がけるTIDALを買収することで合意したと発表した。過半数の所有権を得るため、2億9700万ドルをSquareが支払う予定という。

TIDALは7,000万曲以上の楽曲と25万本以上の動画を配信している。早くからロスレスやハイレゾ相当の音質でストリーミングサービスを提供してきたのも特徴だ。56カ国でサービス提供しているが、日本ではサービス展開していない。

TIDALは著名アーティストが株主となっているのも特徴で、これらのアーティストも残りの株式を所有し続ける。なおTIDALは、Squareの中で独立して運営されるという。

Squareは、Twitterの共同創業者であるジャック・ドーシー氏が設立した企業で、決済システムなどを提供している。Squareでは、この決済システムをアーティストのために役立てられると主張。「TIDALを通じ、ミュージシャンが自分の仕事をサポートするための新しい方法を見つけ、より良い決断をするのを助ける」ことができると述べている。

左:JAY-Z 右:Square 共同設立者兼CEOのジャック・ドーシー氏

これまでTIDALの運営に携わってきたアーティストのJAY-Zは、買収完了後、Squareのボードメンバーに参加する予定だ。JAY-Zは「TIDALは単なるストリーミング音楽以上のものだと最初から言っていたが、6年経った今でも、アーティストをキャリアのあらゆる時点でサポートするプラットフォームであり続けている」とコメントしている。

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