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スイッチ切り替えで様々な動作モードに対応

Cayin、音色切り替え機能/4.4mmバランス入出力搭載のリファレンス・ポータブルアンプ「C9」

公開日 2021/02/01 19:00 編集部:成藤 正宣
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コペックジャパンは、同社が取り扱うCayinブランドから、2種類の回路による音色切り替え機能や4.4mmバランス入出力などを搭載したリファレンスクラス・ポータブルヘッドホンアンプ「C9」を2月10日より発売する。予約受付は2月3日より開始し、価格はオープンだが、市場では税込239,800円前後での実売が想定される。

「Cayin C9」

KORG製Nutubeを採用した真空管回路と、東芝製2SK209 JFETを採用したソリッドステート回路という2種類の回路を搭載し、切り替えることでそれぞれ異なる音色が楽しめるフルバランス設計のポータブルヘッドホンアンプ。真空管回路では繊細かつ生き生きとしたサウンドが、ソリッドステート回路ではウォームでリッチなサウンドが特徴だとしている。

Nutubeを採用した真空管回路とソリッドステート回路を切り替え、異なる音色を楽しめる

真空管回路には、特別設計の衝撃吸収シリコンハウジングやバネ式サスペンションシステム、フレキシブルプリント回路などを採用。真空管特有のマイクロフォニックノイズを効果的に抑制している。

フルディスクリートの増幅回路は、動作方式をクラスA/クラスABの2段階で切り替えることが可能。低出力/低歪のクラスAモードはウォームでみずみずしいボーカルと心地よいスムースさが、高出力/ダイナミックなクラスABモードではクリーンでタイト、より強く生き生きとしたサウンドが特徴だとしている。

増幅回路の動作方式も切り替え可能

入出力それぞれに3.5mmシングルエンド/4.4mmバランス端子を搭載。ボリュームはALPS製ポテンショメーターと電子ボリュームを組み合わせ、低ノイズ/低歪かつ精密なコントロールが可能としている。また、ゲインのHigh/Low、ボリュームの可変/固定も切り替えることができる。

3.5mmシングルエンド/4.4mmバランス入出力を搭載。端子上部にはモード切り替えスイッチが並ぶ

電源はSONY製3,000mAhリチウムイオンバッテリーを4本搭載。直列で使用することによりブーストコンバーター無しで±8.4Vの電源供給を実現しているほか、特製パワープロテクション/マネジメントシステムにより4本のバッテリーを均等なペースで充電。QC3.0での高速充電にも対応する。加えて、モジュール設計によりバッテリーの交換も容易だとしている。

モジュール設計のバッテリー部には3.000mAhリチウムイオンバッテリー4本を搭載。交換も容易とのこと

最大出力はシングルエンドで700mW(32Ω)、バランスで2,600mW(32Ω)。周波数特性は15Hz - 60kHz(±0.5dB)。出力インピーダンスは≦0.05Ω。連続再生時間は約15時間(シングルエンド/ソリッドステート回路/クラスABモード再生時) - 約5.5時間(バランス/真空管回路/クラスAモード再生時)。外形寸法は80W×160H×28Dmm、質量は約550g。

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