HOME > ニュース > デノン、2万円台のサウンドバー入門モデル「DHT-S216」。原音再生「Pureモード」を初搭載

バーチャルサラウンドにも対応

デノン、2万円台のサウンドバー入門モデル「DHT-S216」。原音再生「Pureモード」を初搭載

2019/11/08 編集部:成藤 正宣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
デノンは、サブウーファー一体型サウンドバーの新製品「DHT-S216」を、12月上旬より発売する。オープン価格だが、市場では22,500円前後での実売を想定する。

「DHT-S216」

設置性を重視したコンパクトなボディを採用しつつ、デノンブランドのHi-Fi製品やAVアンプを手掛けるサウンドマネージャー・山内氏が、それらと同じ方向性で音質を本格監修したサウンドバー。 “ピュアでストレート” というキーワードの下、これまでサウンドバーの音質に違和感を感じていた人にも聴きやすい自然な音に仕上げたとしており、同社では「サウンドバーとしては安価ながら、デノンブランドのサウンドやサラウンド再生の臨場感など、基本をしっかり楽しんでもらえる入門モデル」と位置づける。

デノンブランドのHi-Fi製品/AVアンプの音作りを担当するサウンドマネージャー山内氏が音質を監修。エントリーモデルながらデノンブランドならではの音質がしっかり楽しめるという

なお、昨年発売のワイヤレスサブウーファー付属モデル「DHT-S316」も販売は継続し、よりダイナミックで迫力のある低音が楽しめるDHT-S316/省スペースでも十分高品位な音質を楽しめるDHT-S216と複数の選択肢を用意するかたちとなる。

昨年発売のワイヤレスサブウーファー付属モデル「DHT-S316」も併売。好みや設置環境に応じて選べる

スピーカーユニットは25mmトゥイーター、45mm×90mmミッドレンジ、75mmサブウーファーを2基ずつ搭載。サブウーファーユニットは底面に向けることで音の自然な広がりとこもりにくさを実現しており、さらに側面と背面にバスポートを設けた3Way構造を採用している。設計においては、定在波が乗らないようなるべく平らな面を排除しており、さらにヌケの良さと剛性を両立するため、開口部の数もバランスを取ったという。

Hi-Fi製品やAVアンプにも通じる設計を行ったとする

サブウーファーは下向きに配置

視聴するコンテンツや環境ごとに最適な音質で視聴ができるよう、映画向けの「MOVIE」、音楽向けの「MUSIC」、大きな音と小さな音の差(ダイナミックレンジ)を圧縮する「NIGHT」、人の声の聴き取りやすさを3段階で高める「DIALOG ENHANCER(HIGH/MEDIUM/LOW)」という4種類のサウンドモードを搭載。いずれも、基本となるサウンドバランスを大きく崩さないよう入念な調整を施しているという。

加えて、入力された音声信号をサラウンド/バーチャル処理などをバイパスしてアンプに届ける「Pureモード」が、デノンのサウンドバーとして初めて搭載。可能な限り音源を収録されたそのままに近いかたちで再生するとしている。

視聴環境やコンテンツに応じた4つのサウンドモードを搭載。さらに音源に忠実な再生を行なう「Pureモード」も搭載

「Pureモード」における信号経路を表した図。デコード後の音声処理をバイパスし、可能な限りオリジナルに近い信号をアンプへ届ける

デコードに対応する音声フォーマットはDolby Digital/DTS/AAC/リニアPCMの4種類。バーチャルサラウンドの「DTS Virtual:X」にも対応しており、頭上や後方などあらゆる方向から包み込まれるイマーシブサウンドを体感することができる。なお、前述のサウンドモードとDTS Virtual:Xは同時に使用できるとのことで、各音響効果のオン/オフは、リモコン操作時に点滅する本体LEDの色や点滅回数で確認することが可能。

付属リモコンや本体上部のリモコンで、入力やサウンドモードの切り替えが可能

入出力端子はHDMI出力(ARC、CEC対応)×1、HDMI入力×1、光デジタル入力×1、AUX×1、サブウーファープリアウト×1を搭載。Bluetooth受信にも対応し、SBCコーデックをサポートする。外形寸法は890W×66H×120Dmm、質量3.5kg。

LEDや外観などは、テレビ視聴の妨げにならないことを第一に、極力おとなしいデザインにまとめたとのこと

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE