HOME > ニュース > Noble Audio、初の完全ワイヤレスイヤホン「FALCON」。新ドライバーで「有線同等の音質」

クラウドファンディングを実施

Noble Audio、初の完全ワイヤレスイヤホン「FALCON」。新ドライバーで「有線同等の音質」

公開日 2019/09/27 10:00 編集部:押野 由宇
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
エミライは、Noble Audioブランド初となる完全ワイヤレスイヤホン「FALCON」のクラウドファンディングを、本日9月27日午後よりMakuakeにて開始する。一般販売は10月下旬を予定。価格はオープンだが、予想実売価格は16,800円(税抜)で、プロジェクトのリターンとして紛失安心保証サービスを無料で利用できるコースなどを用意する。

「FALCON」

米イヤホンブランドNoble Audio初の完全ワイヤレスイヤホン。同ジャンルの製品が解決すべき課題として「接続が切れやすい」「音質が不十分」「使いにくい」という点を挙げ、「数多くのサプライヤーとの交渉とサンプルの評価を経て、優れた安定性を誇る完全ワイヤレスイヤホンの開発に成功」するとともに、「有線タイプのイヤホン同等の音質を目標に、完全ワイヤレスイヤホンの音質チューニングを実施」したとアピールする。

製品にはQualcomm製SoC「QCC3020」を採用し、BluetoothコーデックはSBC、AACおよびaptXに対応。また左右のイヤホンにそれぞれデータ伝送を行うTrueWireless Stereo Plus(TWS+)をサポートするため、対応スマートフォンなどとの組み合わせで左右独立接続が行える。

またBluetoothの帯域に最適化されているというアンテナ設計技術「High Precision Connect Technology」を採用し、混雑している駅構内など電波干渉の多い状況での利用でも極めて切れにくい、接続安定性の高い設計としている。

ドライバーには「グラフェンドライバーの欠点を克服した新しい構造のドライバー」と説明する、「Dual-layered Carbon Driver(D.L.C. Driver)」を採用。ドライバーの樹脂層の上にカーボンファイバー層を重ねた特殊な二層構造となっており、従来のグラフェン系ドライバーと比べて歪みを約1/2に低減。伸びやかな高域表現を実現したという。

新構造の「Dual-layered Carbon Driver」を採用

さらに、新開発のドライバーの特性を生かしたアコースティックダンパーによるチューニングに加えて、DSPによるドライバーの特性の調整を実施。物理的によるチューニングと信号処理によるチューニングを掛け合わせ、理想的な特性を目指したとのこと。

イヤーチップにはePro audio「Horn-Shaped Tips」を付属。音波をより効率的に外耳道に送れるという音響変換理論に基づいた、独自のホーン形状ノズルを採用した完全ワイヤレスイヤホン用イヤーチップで、音質への寄与だけでなく、耳から落ちにくい点も優位だという。S/M/Lの各サイズを1セット同梱する。

ePro audio製イヤーチップ「Horn-Shaped Tips」を同梱する

ハウジングは長時間の装着でも負担が少ないよう、人間工学デザインで人の耳に最適化。またIPX7対応の防水設計や、誤タッチを防ぐ物理ボタン機能搭載フェイスプレートの採用など、使いやすさにも配慮した。

イヤホン本体で最長10時間の音楽再生が可能。ケースから最長40時間の充電が行えるため、合わせて50時間の再生に対応する。また一度送信側デバイスとペアリングすれば、以降はケースからイヤホンを取り出すと自動で接続を行うオートペアリング機能も備える。

マイク部にはcVcノイズキャンセリング機能を搭載し、外音の影響を排除したステレオ通話が可能。音声通話は両耳再生に対応するため、通話時は左右のイヤホンから音声が聞こえるようになっている。

ほか、イヤホン本体にあるボタンの機能割り当てを変更する、イコライザー調整を行うといった専用アプリを、iOS/Android用に年内公開予定。将来の機能追加もアプリからのファームウェアアップデートで行える。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE