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普及型LCDモデル3機種も

キヤノン、DisplayPort1.2対応/世界最小・最軽量のネイティブ4Kプロジェクター「4K6021Z」

公開日 2019/07/22 18:53 編集部:平山洸太
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キヤノンは、ビジネス用途を想定した「パワープロジェクター」シリーズの新製品として、世界最小・最軽量のネイティブ4Kプロジェクター「4K6021Z」を9月上旬に、新設計の長時間ランプを採用した普及型のLCDモデル3機種を8月8日に発売する。

・ネイティブ4Kモデル「4K6021Z」(¥オープン・想定価格400万円前後)
・WUXGAモデル「LV-WU360」(¥オープン・想定価格152,000円前後)
・WXGAモデル「LV-WX370」(¥オープン・想定価格115,000円前後)
・XGAモデル「LV-X350」(¥オープン・想定価格90,000円前後)

4K6021Zは、昨年12月に発売された「4K6020Z」の後継機種。筐体設計を継承し、世界最小・最軽量を維持しながらも、インターフェースの強化を両立させたとしている。

「4K6021Z」

明るさは6,000lm。ネイティブ4K解像度(4,096×2,160)のLCOS(反射型液晶パネル)を搭載する。コントラスト比は22,000:1で、10億7300万色の表示が可能。最小40インチ(101.6cm)から最大600インチ(1524cm)の投影に対応する。

LCOSを搭載

光学システムのキーパーツを小型化したとのこと。これによって、本体の大きさは480W×175H×545Dmm、質量約19kgといった世界最小・最軽量を実現したという。レンズシフトは水平±73 %、垂直±11%に対応し、1.76倍の電動ズームも搭載する。

インターフェースを強化したとアピールされており、映像出力規格「DisplayPort 1.2」を2基搭載する。4:4:4の10bit信号で4K/60p映像の映写に対応するため、デザインやCADといった階調表現を求められる分野にも適しているという。

背面端子部

レンズ交換に対応。超短焦点から超望遠まで、すでに発売されている7本の交換レンズを使用することもできる。筐体デザインには前機種「4K5020Z」、WUXGAモデル「WUX7000Z」と同等の筐体を用いた共通プラットフォーム設計を採用することで、このプラットフォーム内であればレンズの流用も可能となっている。

LV-WU360、LV-WX360、LV-X350は、ランプの駆動方式を改善したという「長時間ランプ」を採用したモデル。ノーマルモードでは約1万時間、エコモードでは最長2万時間のランプ時妙を実現したという。ランプの購入や交換の頻度が下がるため、メンテナンスコストを下げることが可能としている。

「LV-WU360」

LV-X350を除く2機種の光学部には、RGBそれぞれのLCDパネルにマイクロレンズを追加することで、光の利用効率を高め、明るさの向上を図った「3原色液晶シャッター投影方式」を採用する。解像度と明るさは、LV-WU360がWUXGA(1,920×1,200)/3,600lm、LV-WX360がWXGA(1,280×800)/3,700lm、LV-X350がXGA(1,024×768)/3,500lmとなっている。

そのほか、大きさ約345W×99H×261Dmm、重さ3.2kg(LV-WU360・LV-WX360)/3.3kg(LV-X350)の小型・軽量設計を採用する。投写映像の縦方向のひずみを自動的に補正する「オートキーストーン」も搭載しているため、様々な場所で持ち運んで使用できると説明されている。

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