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スポーツ分野向け映像制作用CGアプリなども展示

JVCケンウッド、NABにて「CONNECTED CAM」や新4Kモニターを展示。「SRTアライアンス」加盟発表も

公開日 2019/04/03 19:40 編集部:小野佳希
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JVCケンウッドは、4月8日からアメリカ・ラスベガスで開催される世界最大の放送機器展「NAB 2019」での出展内容を発表。カムコーダー「CONNECTED CAM」や、4K映像制作用モニター「DT-Uシリーズ」などを展示する。

今回、同社では「CONNECTED CAM」の進化と拡大をテーマに、カメララインナップの拡大やIP映像制作に向けた新たなソリューションを提案。また、ライブストリーミングを高品位に配信できるIP伝送方式「SRTアライアンス」への加盟発表と、その映像配信デモンストレーションの実施に加え、スポーツ分野向けのIPライブ制作用オーバーレイアプリケーションや4K映像制作用モニターの新シリーズを展示するという。

CONNECTED CAMでは、4K/60pの映像制作に対応した「GY-HC550」「GY-HC500」を展示。放送分野と同様にIPによるアプリケーションへのニーズが増大するスポーツ分野に向けた新商品「GY-HC500SPC」も展示する。

また、CONNECTED CAM第一弾のHDメモリーカードカメラレコーダー「GY-HC900」に新機能を追加するバージョンアップを7月に実施予定であることも明かし、これについてもNABで展示。現在搭載しているAUTO FTPを進化させ、撮影した映像をフレキシブルにFTPサーバーに転送する「Progressive AUTO FTP」機能や、映像制作業界で広く使われている「Apple ProRes 422」コーデックへの対応、またスポーツコーチング向けタギング機能などを追加するという。さらに、SSDメディアアダプター「KA-MC100」にも対応し、「Apple ProRes 422」の収録だけでなく、SDカード収録と大容量のSSDメモリーへの収録を組み合わせた長時間のバックアップ記録が可能になる。

そして、IPスタジオスイッチャーの新商品「KM-IP6000」なども展示。IPリモートコントロールパネルでも新商品「RM-LP250」を出展する。

「SRTアライアンス」への加盟発表および展示では、「GY-HC900」を用いたSRTプロトコルによる映像配信のデモンストレーションなどを実施。SRTプロトコルはカナダのHaivision社によって開発されたオープンソースのビデオ伝送技術で、伝送機器、クラウド上に構築されたストリーミングサービス、ソフトトウエア、CDNといったIP伝送や配信などのサービスに広く採用され、これからのIPストリーミングを高性能・高品質にする基本プロトコルとなることが期待されているという。

また、スポーツ分野向け映像制作用CGアプリケーション「Live Sports CG for JVC」も出展。同アプリでは、カムコーダー「GY-HM250SP」や「GY-HC500SPC」などと組み合わせ、ライブ映像にオーバーレイするチームロゴなどのグラフィックを自由に制作できる。

そして、映像制作用モニターでは4Kモニター新商品「DT-Uシリーズ」の2モデルを展示。

UHD(3,840x2,160)解像度対応の「DT-U31」と、DCI 4K(4,096x2,160)ネイティブ解像度をサポートする「DT-U31PRO」の2機種をラインナップし、両機種とも14ビットカラー処理が可能な10ビットパネルを搭載。HD-SDI×4入力を装備している。

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