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カスタムIEMブースも写真でレポート

<ポタフェス>Meze Audioのハイブリッドイヤホン「RAI」間もなく完成/FitEarとメディア・インテグレーションのコラボカスタム

2018/12/16 編集部:成藤 正宣
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東京・秋葉原にて、12月15日から16日にかけて、国内外190ブランドが集結するイヤホン・ヘッドホンの祭典「ポータブルオーディオフェスティバル2018冬」が開催されている。本記事では、地下1階のテックウインドブース/メディア・インテグレーションブース、カスタムIEMブースのフォトレポートをお伝えする。

テックウインド

テックウインドは、Meze Audioのヘッドホン/イヤホン、WESTONEのカスタムIEM/ユニバーサルIEMを出展した。

テックウインドは、MezeとWESTONEの2ブランドを出展

Meze Audioでは、今月より予約者への出荷が開始となる、約46万円のヘッドホン「Empyrean」のデモンストレーションを実施(関連ニュース)。ウクライナのRinaro社が開発した、2種類の異なるボイスコイルで駆動する「等磁力ハイブリッドデュアルドライバー」を採用したヘッドホンで、独特な振動板について興味深げに質問する来場者も多く見られた。

独自のドライバーが特徴の「Empyrean」が試聴可能

また、BAドライバー4基/ダイナミックドライバー1機搭載のイヤーモニター「RAI Penta」のデモ機を出展。これまでにも数度参考出展されてきたモデルだが、同社スタッフによれば量産前の最終サンプルが今月用意される予定で、そこで問題がなければ来年には販売できる見込みという。国内価格は未定だが、海外では予価1,000ドル前後とのこと。

参考出展が続いていたハイブリッドイヤホン「RAI Penta」も間もなく完成見込み

WestoneからはカスタムIEMのデザインサンプルや試聴機、ユニバーサルIEMの試聴機が出展された。フラグシップのカスタムIEM「ES80」、外部の環境音を取り込むアンビエント機構を搭載し、ステージミュージシャンや開放感のある音を好むユーザーに適した「EAS30」など、多数のサンプルを試すことができる。

アンビエント機構付きカスタムIEMなどが試聴可能

メディア・インテグレーション

主に音楽制作用製品を取り扱うメディア・インテグレーションは、FOCAL PROFESSIONALブランドのヘッドホン、ApogeeのUSBオーディオインターフェースなどを出展。また自社ブランド「Sym・Proceed」の新製品として、須山補聴器と共同開発したインイヤーモニター「SP-IEM7」を出展した。

FOCALのプロフェッショナルラインなど、音楽制作向け製品を扱うメディア・インテグレーション

「音楽制作のモバイルリファレンス」がコンセプトで、音楽制作の現場に30年以上携わってきた同社のチューニングと、FitEarブランドを展開する須山補聴器の豊富なカスタムIEMノウハウを融合したとのこと。2基1組のBAドライバーを2ユニット、計4基のBAドライバーを搭載し、主にメッシュ状の音響フィルターによってチューニング。BAドライバー間の帯域の境目が目立たない、スムーズで自然な音を提供するとしている。耳穴の形に合わせた「オーバルホーンステム」や3Dプリンターシェルなど、FitEarブランドの技術も導入されている。

須山補聴器FitEarと協力し、インイヤーモニター「SP-IEM7」を開発した

ユニバーサルモデルは12月25日から¥128,000(税込)、カスタムIEMモデルは来年¥158,000(税込)で受注を開始予定。会場では特別価格での予約も受け付けていた。


ACSはフルシリコンのカスタムIEMや、シリコンを充填したユニバーサルIEMを制作している


AAWは5ドライバーモデル「AXH」の台数限定モデル12月14日より販売。デザインや付属ケーブルが通常とは異なるスペシャルモデル


カナルワークスのラインナップはドライバー構成/デザインのバリエーションが豊か。開発に協力したGLIDiCの完全ワイヤレスイヤホンも展示


イヤホン向けリケーブルを専門に開発するEFFECT audio。導体をレアメタルのパラジウムでメッキした「Leonidas II」が最新モデル


EMPIRE EARSはハイブリッド構成の「Xシリーズ」とBAドライバーのみの「EPシリーズ」の2ラインを販売。12月17日より価格改定を予定している


FlipEarsは本日より新モデルを発売。“音のまとまり重視”で低音が強い8BAモデル「REDEEMER」と、“精確さ重視”でフラットバランスな10BAモデル「AXL」の2製品


くみたてLabは、同社カスタムIEMの豊富なデザインを展示。既存ユーザーには所持モデルの名前が印字されたマイクロファイバークロスのプレゼントも用意


Jomo Audioは、静電型ドライバー/BAドライバー/ダイナミックドライバーの3種類を一度に搭載したハイブリッド型「TRINITY」を出展


Lark Studioは、片耳4ドライバーで5万円と手頃な価格設定の新モデル「LSIV」が人気

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