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LG初の「DisplayHDR 600」対応

LG、独自技術「Nano IPSテクノロジー」採用の大画面モニター2モデル

公開日 2018/10/24 16:09 編集部:川田菜月
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LGエレクトロニクス・ジャパンは、LG独自のNano IPSテクノロジーを採用した4K対応モニターとして、31.5インチモデル「32UL950-W」と34インチのウルトラワイドモデル「34WK95U-W」を10月31日から発売する。価格はオープンだが、32UL950-Wが165,000円前後、34WK95U-Wが175,000円前後での実売を想定する。

「32UL950-W」

「34WK95U-W」

32UL950-W/34WK95U-Wは同社モニターカテゴリーの最上位機種として、LG独自の「Nano IPSテクノロジー」を採用。本技術では、鮮明かつ自然な色彩表現に定評のあるIPSパネルを用いて、スクリーンのLEDにナノメートル単位の微細の粒子を適用することで、より正確な色再現を実現するというもの。黄色やオレンジ色など過剰な光波長を吸収して正確な赤を引き出し、画面上の色の濃さと純度を大幅に向上させたとしている。

32UL950-Wの解像度は4K(3,840×2,160)で、画面比率は16:9、コントラスト比は1,300対1。34WK95U-Wはシネスコサイズとほぼ同等の画面比率21:9で、4Kモニターを約133%横長にした解像度5,120×2,160に対応、コントラスト比は1,200対1となる。

フルHDなどの映像をアップコンバートして高精細に表示する「SUPER Resolution+(超解像技術)」も搭載。4辺には極細フレームを採用し、高い没入感も実現するとしている。

色域はDCI-P3 98%、sRGB 135%をカバー。また、VESA策定のモニター用HDR規格「DisplayHDR 600」にLG製品として初対応。ピーク輝度600cd/m2以上、高コントラスト(ローカルディミング)、10bitカラーなどをサポートする。

最大40Gbpsのデータ転送が可能なThunderbolt 3端子を搭載。同端子を2基搭載する32UL950-Wでは、それぞれPCともう一台のThunderbolt 3対応4Kモニターをデイジーチェーン接続して、最大3,840×2,160@60Hzの2画面表示も可能とのこと。なおThunderbolt 3非搭載のPCと接続した場合は、USB Type-Cとして使用が可能。34WK95U-Wでは同端子は1基のみの搭載となる。

ハードウェアキャリブレーション対応で、別売のキャリブレーションセンサーを用いて安定したカラーマネジメントを再現できるとしている。また添付ソフトウェア「OnScreen Control」により、明るさやコントラストなど各種設定をWindows上で操作可能。ソフト毎に最適なピクチャーモードを自動適用する「My Application Preset」、画面に表示したウィンドウを自動分割する「Screen Split」などの機能も備える。

32UL950-Wは各種ゲーミング機能も搭載。ティアリングやスタッタリングを抑えるAMD RADEON FreeSync テクノロジーや、タイムラグを最小限に抑えるDAS(Dynamic Action Sync)モード、暗いシーンの視認性を高めるブラックスタビライザーなどを備えている。

いずれも5W+5Wステレオスピーカーを内蔵、出力端子にはステレオミニを装備する。消費電力は70W(待機時1.2W)。

32UL950-Wの入力端子は、HDMI×1、DisplayPort×1、Thinderbolt 3×2(データ転送およびDisplayPort Alternate Mode対応、USB PDはそれぞれ15Wと60W)。外形寸法/質量(スタンド含む)は、718W×488 - 598H×231Dmm/7.3kg

34WK95U-Wの入力端子は、HDMI×2、DisplayPort×1、Thinderbolt 3×1(データ転送およびDisplayPort Alternate Mode対応、USB PDは85W)。外形寸法/質量(スタンド含む)は、817W×449 - 559H×234Dmm/9.0kg。

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