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AK4377Aは384kHz/32bitに対応

AKM、スマホ用高音質DAC「AK4377A」とBTヘッドホン向けDAC「AK4331」

公開日 2018/09/18 14:53 編集部:小澤貴信
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旭化成エレクトロニクス(AKM)は、スマートフォン用D/Aコンバーター(DAC)「AK4377A」、およびBluetoothヘッドホン用DAC「AK4331」を本日9月18日に発表した。

スマートフォン用DAC「AK4377A」は、ヘッドホンアンプを内蔵した32bit/2ch DAC。スマートフォンで多数の採用実績がある「AK4376A(2017年発売)」のアップグレードモデル。デジタルオーディオプレーヤー用のハイエンドDAC「AK4377」の回路アーキテクチャを踏襲・最適化し、低消費電力はそのままに従来のAK4376Aよりオーディオ性能をアップしたとしている。

「AK4377A」

具体的には、ハイエンドオーディオ機器向けのプレミアムD/Aコンバーターで搭載されたVELVET SOUNDテクノロジーをスマートフォン向けに最適化。高出力パワーでの歪み特性をAK4376Aから向上させ、出力25mWでの歪み特性(THD+N)は-106dBを達成したとする。SNRは125dB。サンプリング/量子化ビットレートは、最大384kHz/32bitに対応する。

また、外付け部品、基板レイアウトに起因する特性劣化を抑える回路アーキテクチャを採用。これによりスマートフォンのような高密度部品実装のシステム基板上でも、安定した高いオーディオ特性を実現することができるとしている。

「AK4331」は、Bluetoothヘッドホン向けに設計されたヘッドホンアンプ内蔵の32bit/2ch DAC。従来品「AK4375A」(2014年発売)より消費電力を半減しつつ、ヘッドホンの連続再生時間を確保、高音質化も実現したという。

「AK4331」

こちらもVELVET SOUNDテクノロジーをポータブル向けに最適化、新開発の低消費電力テクノロジーを採用する。ヘッドホンアンプ、LDOなど各ブロックも音質性能を維持しつつ徹底して電力を削減し、THD+N=-100dB、SNR=109dBという優れた特性と4.4mWの超低消費電力を両立。Bluetoothヘッドホンの長時間再生要求に応えるとしている。

ジッターの多いクロック入力環境において効果的なジッタクリーナー(サンプルレートコンバーター)をはじめ、ヘッドホンアンプ、デジタルマイク入力、LDOなど必要な機能を小型36-pin CSPパッケージに集積する。対応サンプリング/量子化ビットレートは最大192kHz/32bit。

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