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音質にこだわり、“原音忠実”を徹底追求

オーディオテクニカ、“Sound Reality”シリーズの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKR7TW」

2018/09/12 PHILE WEB編集部
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オーディオテクニカは、Sound Realityシリーズより、完全ワイヤレスイヤホン「ATH-CKR7TW」を11月9日に発売する。価格はオープンだが、27,000円前後での実売が想定される。本体カラーはブラックとグレーの2色をラインナップする。

「ATH-CKR7TW」(ブラック)

「ATH-CKR7TW」(グレー)

ATH-CKR7TWは、Sound Realityシリーズ初となる完全ワイヤレスイヤホン。独ベルリンにて開催されたオーディオイベント「IFA 2018」でも発表されたモデルで(関連ニュースIFA動画レポート)、今回日本での発売日および価格が決定したかたち。本日、新製品発表会で製品が国内初披露された。

ケースを開けたところ

イヤホンとケースは同色で揃えられている

音質を最優先したSound Realityシリーズから登場するだけあって、開発を担当した同社商品開発部 PM1課 マネージャーの鈴木弘益氏は「音にこだわり、自信を持っている」と語る。「完全ワイヤレスについては、ワイヤレスやワイヤードなどの括りと同レベルの、一つの商品スタイルと位置づけており、そこでどこまで音質を高められるかチャレンジした」という。

商品開発部 PM1課 マネージャーの鈴木弘益氏

また鈴木氏は、「オーディオテクニカはドライバーユニットを自社開発している数少ないメーカーの一つ」と述べ、このATH-CKR7TWにおいても、本機専用に新設計したというΦ11mmダイナミックドライバーを搭載したことをアピール。

ブラックを装着したところ

グレーを装着したところ

さらに純鉄ヨークを採用し「音の土台をしっかり整えた上で」(鈴木氏)、振動板にはDLC(Diamond Like Carbon)コーティングを施したものを採用。また真鍮スタビライザーを搭載したことで、振動板の前後駆動をより正確に行うことができるという。

本機の内部構造

低歪でS/Nに優れるというAKM社製のヘッドホンアンプ内蔵DAC「AK4375」を搭載。Bluetoothのチップ自体もアンプやDACを備えているが、こちらはバイパスして、音質最優先で外付けのアンプとDACを搭載したのだという。音響エリアと電気エリアを分割した「デュアルレイヤー・テクノロジー」や、導管部に採用した「ステンレス製アコースティックレジスタ一」などにより、原音忠実で、自然な音場感と高解像度再生を実現するとのこと。

イヤホン本体には左右それぞれに物理ボタンを配置、本体上部に備えている。右側のボタンを押すと再生や一時停止などが、左側のボタンでボリューム調整が行える。

バッテリー持続時間については、イヤホン単体で約6時間の連続再生が可能で、充電ケ一スと合わせると最大約15時間使用できる。イヤホンの充電時間は約2時間。

Bluetoothのバージョンは5.0。プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSP、コーデックはaptX/AAC/SBCをサポートする。

充電ケースの質量は約68g。3段階のLEDを装備しており、LED左側のボタンを一度押すと青色でケースの電池残量を、もう一度押すと白色でイヤホン本体の電池残量を表示する。ケースの充電は約5時間、端子にはmicroUSBを採用した。

バッテリーケース

バッテリーケースの背面。microUSBで充電する


ボタンを一度押すと青色でケースの電池残量を表示

もう一度押すと白色でイヤホン本体の電池残量を表示
装着感をより安定させるための工夫も施した。着脱可能な「3Dループサポート」と、4サイズ(XS/S/M/L)のイヤーチップを付属する。イヤホンの質量は片側約9g。

「3Dループサポート」を装着したところ

同梱する4サイズのイヤーチップと3Dループサポート

周波数特性は5Hz - 45kHz、インピーダンスは16Ω、出力音圧レベルは102dB/mW。

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