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ファームウェアアップデートにて

SOUND WARRIORのUSB-DAC「SWD-DA20」、Bulk Pet伝送に対応

2017/11/01 編集部:伊藤 麻衣
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城下工業(株)は、自社オーディオブランドSOUND WARRIORの“SW Desktop-Audio”シリーズのUSB-DAC「SWD-DA20」(関連ニュース)のUSBデータ伝送が「Bulk Pet(バルクペット)」に対応したと発表した。

「SWD-DA20」

USBオーディオでは、一般的にアイソクロナス転送方式によってデータを転送しているが、SWD-DA20は「Bulk Pet(Bulk Pure Enhanced Technology)」技術によるバルク(Bulk)転送方式にも対応した。

「Bulk Pet」は、インターフェイス社が新たに開発した、バルク転送方式による独自の音声伝送技術。バルク転送方式とすることで、PCおよびDACのCPU処理負荷の軽減を実現し、さらなる音質の向上が図れるとする。

新たにバルク転送方式に対応した

バルク転送方式は、大規模なデータを正確に処理する方式で、転送するデータ量と転送サイクルを任意にコントロールすることができるという利点がある。これにより、転送するデータをできるだけ少なくし、連続的なデータ転送にすることで、PCやDACの処理負荷を安定的なものにできるという。データ転送は、ビットパーフェクトで行うため、データ変化もしないとする。

機能面では、ホスト側/デバイス側のCPUの処理負荷のバランスを変えた、4パターンのモードを用意。使用環境や好みに合わせて最適な音質を選択できるとする。また、USBオーディオで一般的に用いられているアイソクロナス転送方式も選択可能だ。さらに、Windows用/Mac用の専用ドライバーを用意しているほか、一般的な再生ソフトで再生することができるという。

SWD-DA20でBulk Petを使用するには、ファームウェアアップデート後に専用ドライバーをPCにインストール。PCとSWD-DA20本体をUSBケーブルで接続し、PCにインストールした「SIC USB Audio Control Panel」を開き、転送方式(Isochronous、Bulk Pet mode1〜4)を選択する。

なお、提供されているファームウェアアップデータはWindows専用となる。Windows PCを所有していない場合は、手持ちのSWD-DA20本体を城下工業(株)へ送る必要がある。

詳細なアップデートや設定の方法は公式サイトで案内されている。

同社は、11月3日より開催される「秋のヘッドホン祭2017」のSOUND WARRIORブースにて、Bulk Petに対応したSWD-DA20を出展する。なお、同ブースは、中野サンプラザ15階「エトワール」に設置される。

【問い合わせ先】
城下工業(株)
TEL/03-6801-5355

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