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2017年度第2四半期決算を発表

シャープ、テレビなど好調で業績予想を上方修正。上期の営業利益は前年比516倍

公開日 2017/10/27 19:28 編集部:小野佳希
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シャープは、2017年度第2四半期の連結業績を発表。大幅な増収で四半期純利益がリーマン・ショック以前の水準にまで回復したことや、中小型液晶パネルや液晶テレビの販売増が従来予想を上回ったことを受け、通期の業績予想を上方修正した。

2017年度第2四半期 連結業績

2017年度第2四半期の売上高は前年同期比22.7%増の6,087億円で、四半期純利益は前年同期が179億円の赤字だったところ、今期は202億円の黒字に転換。売上高、各利益とも5月26日に公表した上期予想を上回り、純利益はリーマンショック以前の水準にまで回復したとしている。

上期の利益増減要因

なお上期全体で見ると、売上高が前年同期比21.3%増となる1兆1151億円で、営業利益では前年同期比516.3倍となる45億円。純利益については、前年同期は454億円の赤字を計上していたが、今期は347億円の利益となった。

セグメント別の売上は、スマートホーム部門が1,604億円(前年同期比10.2%増)、スマートビジネスソリューション部門が905億円(同1.9%増)、IoTエレクトロデバイス部門が1,922億円(同8.5%増)、アドバンスディスプレイシステム部門が5,216億円(同45.9%増)。

こうした好調な結果を受け、同社は2017年度通期の業績予想を上方修正。売上高こそ経済動向などで不確定な要素があることから前回5月26日に公表した金額を据え置くが、営業利益で30億円、経常利益で80億円を上積みし、前回予想を100億円上回る690億円の通期純利益を見込む。

この上方修正の理由について同社は、当第2四半期に中小型液晶パネルや液晶テレビの販売増などにより売上高が前回予想を上回ったこと、それに伴って営業利益、経常利益、四半期純利益も予想を大幅に上回る結果になったことがあると説明。こうした業績を踏まえて、通期予想を上方修正した。

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