船井電機社長や山田会長らが登壇

FUNAI、ヤマダとタッグで'20年にテレビ国内シェア20%超へ。有機ELテレビも来夏投入

編集部:小野佳希
2017年05月17日
別項の通り、船井電機とヤマダ電機は4K HDR対応液晶テレビやBDレコーダーを一斉発表。発表会では有機ELテレビを来夏に投入予定であることも明かされたほか、2020年までに国内テレビ市場において2割のシェア獲得を狙っていることなどが語られた。

発表会には両社から幹部が集結

■今後はさらなる大型モデルや有機ELモデルの投入を予定

製品発表会には、船井電機から代表取締役執行役員社長の船越英明氏ら、ヤマダ電機から代表取締役会長 兼 取締役会議長の山田昇氏ら両社の幹部が出席。

今回発表されたテレビラインナップの最上位機「6000シリーズ」

「(メーカーとして)いまアメリカで一番テレビを売っている船井電機が製造、(販売店として)日本で一番テレビを売っているヤマダ電機が流通といった具合に役割を分担し歯車を噛み合わせることで、ベストな状況でお客様に商品を届けられる。2020年にシェア20%を確実に達成できると確信している」(船井電機 船越氏)。

船井電機 船越社長。同社の創業者で現在は相談役の 船井哲良氏からのメッセージを読み上げる形であいさつを行った

「両社で共同企画し、満足のいく品揃えができた。ブレずに今後も展開し、運命共同体として取り組んでいく」(ヤマダ電機 山田会長)と、それぞれ今回のコラボレーションの意義を説明。山田氏は「この件についての思いは人一倍だ。ヤマダ電機も(会長である)私自らがマネジメントし、全社一丸となって汗を流していきたい」とも述べ、非常に強い意気込みを持っている様子を見せた。

ヤマダ電機 山田会長

一方の船越氏は、今後4Kモデルの比率が高まっていくであること、そして2020年の東京オリンピックに向けてテレビ需要の拡大が見込まれることという国内テレビ市場の背景に言及。「日本市場に挑戦する絶好の機会だと考えた」と、国内市場へ本格的に再参入するに至った理由を説明した。

なお、国内市場への再参入にあたってヤマダ電機との独占販売契約を結んだのは、両社が古くから深い関係を持っていたからとコメント。30数年前にフナイが国内販社を立ち上げて活動していた時期からの付き合いがあり、「その当時から他の販売店とはひと味もふた味も違うなと感じていた。実際、いまや2位に大きく差をつける存在になっている」と、ヤマダ電機への評価を語る。

画質や音質だけでなく録画機能内蔵という差別化で国内大手他社と競っていく

また、山田氏は国内テレビ販売台数の25%超をヤマダ電機が担っている状況であることにも言及。「まず初年度は5%のシェアを狙う。国内市場は以前の1,000万台規模から500万台規模へと縮小しているが、シェア5%でも利益創出を狙える」とし、「2020年に向けては市場も拡大見込みで、そこでの20%は達成可能だ」と続けた。

ヤマダ電機は販売の最前線でユーザーニーズを直接組み上げていると説明

船井電機は北米における日本メーカーの液晶テレビ年間出荷台数トップで様々なアワードを受賞するなどの実績を持つ

ヤマダ電機 商品本部 AV商品部長の佐野財丈氏は、「ヤマダ電機は、お客様がお望みのものを熟知している。画質音質はもちろん、生活シーンで快適に使えるテレビがもっと必要なのではないかと考えた」とコメント。「そんななか、北米ナンバーワンで豊富なノウハウを持っている船井電機に声をかけた」と、今回の製品群開発にヤマダ電機も大きく関与していること紹介。

ヤマダ電機 佐野氏

店頭での販売においては「全店に『フナイマイスター』を配置し、リアル店舗だからできる体験をお客様に提供する」とし、「日本のAV市場に新たな価値を提供していきたい」と語った。

各製品の特徴紹介を担当した船井電機 AVシステム事業本部 AV商品企画部 部長の瓜巣敬喜氏は、「今年秋にはさらに大型の65インチも追加投入する」と今後のラインナップにも言及。

船井電機 瓜巣氏

ヤマダ電機 代表取締役副会長 兼 代表執行役員CEOの一宮忠男氏も「来年の夏には有機ELを開発していきたいと準備している」と、有機ELモデルの投入予定があることも明かし、「それらで2020年にシェア20%を取っていけると考えている」とした。

ヤマダ電機 一宮氏

また、一宮氏は「もともと、市場規模1,000万台という数字は、地デジ移行特需以前には安定的にあった数字」ともコメント。今後は2020年に向けて20〜30%程度の伸びが続き、有機EL、8Kと新しい波もあることから、「2020年以降も安定して市場は伸びるだろうと見ている」とする。

会場には船井電機がこれまで手がけてきた様々な製品も展示

そして「2020年には有機ELが30%くらいになっているかもしれないとも見ている」と言及。「船井電機との取り組みの中でも有機ELを来年に投入し、その波を引っ張っていきたい」と述べた。

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