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ラズパイオーディオ機器組み込み用マザーボードも

ラトック、“ラズパイ”搭載のネットワークトランスポート「RAL-NWT01」

公開日 2017/04/27 19:29 編集部:押野 由宇
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ラトックシステムは、メインユニットにSoM「Raspberry Pi Compute Module 3 Lite」を採用したネットワークオーディトランスポート「RAL-NWT01」を2017年6月上旬より発売する。価格は72,000円(税抜)。

RAL-NWT01

メインユニットにはQuad Core 64bit CPU「ARM Cortex-A53」を搭載した、最新SoM「Raspberry Pi Compute Module 3 Lite」を採用。オーディオシステムへ導入しやすいよう、OSがプリインストールされたmicroSDカードを添付する。

Rune AudioやMoOde Player、Roon Bridgeなどのアプリに対応しており、前面/背面に各2ポート装備されたUSB-A端子は入出力に対応しており、USB-DACなどとの接続のほか、マウスやキーボード、外付けHDDなどと接続が可能。そのほかHDMI出力端子を1系統備え、ディスプレイやテレビなどに接続し、アプリ画面やアートワークの表示を行える。

また背面にはSSDや2.5インチHDDなど、2.5インチサイズの内蔵用ストレージを格納できるスロットを搭載。オプションとなる専用トレイに2.5インチストレージをセットする事で、すっきりとした配置をすることが可能となっている。

本製品は、4月29日(土)〜30日で開催される「春のヘッドフォン祭 2017」にも展示予定。

またラトックシステムでは、Raspberry Piオーディオ機器組み込み用マザーボード「RAL-KCM3MB01」も、6月上旬より販売を開始する。価格はオープンだが、25,000円前後での実売が予想される。

RAL-KCM3MB01

組込用SoM「Raspberry Pi Compute Module 3/3 Lite」に対応したマザーボードで、金属製ケースなどに組み込むことで、外来ノイズや不要輻射などのノイズを抑えた電磁的両立性機器として使用することが可能としている。

OS起動用のmicroSDカードスロットを搭載し、eMMCフラッシュメモリ搭載モジュールにも対応。USBインターフェースには「Raspberry Pi 3」互換の「LAN9514」を採用しており、USB-DACやUSBストレージ、Wi-Fiドングルなど様々なUSB機器を接続できる。

また「Raspberry Pi 2 model b/3」互換の40P GPIOヘッダを搭載し HAT-DACモジュールなどの拡張が可能。端子にはHDMI出力端子、独立したI2S、I2C、SPIコネクタを搭載するほか、起動/Shutdown用スイッチを備える。

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