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食/ウェルネス/ライフスタイルにおける事業アイデアを展示

パナソニック、“テレビ事業の経験をいったん忘却”して発想した映像サービスをSXSWに出展

2017/03/06 編集部:伊藤 麻衣
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パナソニック(株)アプライアンス社は、3月11日から14日にアメリカで開催される「SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)2017」に出展。「テレビ事業の経験をいったん忘却して発想」したという「AMP (Ambient Media Player)」などを展示する「Panasonic House @ SXSW 2017」を市街中心地にオープンする。


Panasonic House @ SXSW 2017では、「2025年の家電の未来」を見据えたFood(食)、Wellness(ウェルネス)、Lifestyle(ライフスタイル)における事業アイデアの展示を行う。

“ライフスタイル”領域においては、好みのライフスタイルやインテリアデザインにマッチするディスプレイと、世界中から厳選された上質なコンテンツを届けるサービスを提供する「AMP(Ambient Media Player)」を出展。

同事業アイディアでは、テレビ事業の経験をいったん忘却し、デバイス開発からの発想を逆転させたと同社は説明。「都会に住む人の心を満たす映像と音のコンテンツは何か?」という視点からスタートし、リビングなどの住空間、オフィスやホテル、レストランなどの公共空間において、家具や什器などと調和し、好みのライフスタイルやインテリアデザインの一部としてのディスプレイと、世界中から厳選された上質なコンテンツをお届けするサービスだ、としている。

家電製品としてではなく、インテリアの一部として、映像コンテンツ配信サービスとディスプレイの組み合わせを提供。これにより、クリエイターとそれを楽しむユーザーとを結びつけ、新たなコミュニティ作りを目指すとしている。

そのほか、“食”では食材ごとに最適な温度設定と管理が可能な専用機器や誰でも簡単に発酵食を楽める発酵調理キットサービスなどを提案する「The Ferment」。また、料理の見た目と味を変えずに柔らかく軟化加工する専用調理器により、後天的に咀嚼する力や飲み込む力が弱くなってしまった人でも喫食を可能にする「DeliSofter(デリソフター)」などが紹介されるという。

“ウェルネス”では、調理した料理の具材や調理法などを短時間で識別し、カロリーや三大栄養素の含有量を計測可能にするソリューションアイデア「CaloRieco」などを展示予定となっている。

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