日本の事業には当面影響なし

D&Mを米Sound Unitedが買収。Polkなどで知られる北米最大級のスピーカーメーカー

編集部:風間雄介
2017年03月01日
米Sound United LLCは、D+Mグループ(国内の事業持ち株会社はD&Mホールディングス)の買収を2月28日付けで完了したと発表した。買収金額など売買条件は発表されていない。

Sound Unitedは、傘下にPolk AudioやDefinitive Technology、Polk BOOMなどを持つ、スピーカーシステムやサウンドバー、ワイヤレスオーディオの大手サプライヤー。Polk Audioは40年以上、Definitive Technologyは25年以上の歴史を持つ。

一方のD+Mグループはデノンやマランツ、HEOS by DENON、Boston Acousticなどを抱えており、AVレシーバーの世界最大級のサプライヤーであるとともに、ワイヤレスマルチルームオーディオにも注力している。

両社は合弁会社となり、新たにSound Unitedとして統合されながら、これまでの各ブランドビジネスを継続する。日本での事業展開、製品開発には今のところ影響はないとのこと。ただし将来的に各ブランド間をまたいだ製品開発を行ったりする可能性はあるという。

今後はこれら各ブランドがSound United傘下で事業展開される

合弁会社のCEOには、現Sound United CEOのKevin Duffy氏が就く。Duffy氏は以下のように述べている。

「Sound UnitedとD+Mグループ社員は、イノベーションと顧客中心文化を共有しています。私たちは、消費者とチャネルパートナーに幅広い補完商品を提供しながら、テクノロジー開発とマーケティングに対する投資を拡大するために、合併会社でもこれらのコアバリューを活用していくつもりです」。

「私たちはD+Mチームの参加を歓迎するとともに、両社の個々のブランドが市場で高度に差別化され続けることを確実にしながらも、この戦略的な合併が、そのグローバルなリーダー的立場を十分に生かすことができるよう、一丸となって取り組むことを非常に楽しみにしています。既存顧客とチャネルパートナー 、統合された製品ポートフォリオの幅広さと奥行きから利益を獲得し、戦略サプライヤーは私たちの成長に伴い、私たちとビジネスを拡大する好位置を占めることになるでしょう」。

なお、これまでD+MグループのCEOであったJim Caudill氏は今後、合弁会社のアドバイザーとして業務を続ける。Caudill氏は「Sound United に参与することにより、Polk AudioおよびDefinitive Technologyを含むSound Unitedの意欲的なスピーカーブランドへのアクセスを通じて、私たちの顧客に大きな価値をお届けすることを見込んでいます」とコメントしている。

Sound Unitedは、ボストンに拠点を置くプライベートエクイティ会社、Charlesbank Capital Partnersの投資先企業である DEI Holdingsの事業部門。Charlesbankは2011年にDEI Holdingsを買収した。

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