HOME > ニュース > 劇場映画をシアタールームで先行試写会。「シークレット・オブ・モンスター」をオンキヨー&パイオニアで観た

映画配給会社と共同開催

劇場映画をシアタールームで先行試写会。「シークレット・オブ・モンスター」をオンキヨー&パイオニアで観た

2016/11/25 編集部:川田菜月
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは21日、本日25日公開の新作映画「シークレット・オブ・モンスター」の先行試写会を、東京・八重洲にある同社のシアタールームにて開催した。

オーディオ機器に馴染みのない映画ファンを対象として行われた先行試写会

普段オーディオ機器にあまり馴染みがない映画ファンの方々を対象とした新たな試みで、最新のホームシアター機器を使用した映画館とは一味違った作品の楽しみ方を体感できるイベントとして配給会社との共同開催で開催。オンキヨー&パイオニアのシアタールームで視聴することができた。

試写会では、パイオニアのBDプレーヤー「BDP-LX88」にAVアンプはIntegra「DRX-R1」、プロジェクターはソニー「VPL-VW500ES」を使用。パイオニアのスピーカーを使った7.2.4chシステムで上映された。上映後にはオーディオ/ビジュアル評論家・堀切日出晴氏によるトークショーも行われた。

フロントは「S-1EX」、センターには「S-7EX」、サブウーファーは「S-W1EX」

筆者は一番後ろの席で見ていたのだが、その位置からでもサラウンドシステムの迫力ある音を体感でき、小さめの映画館で見ているかのように映画に没入することができた。

天井スピーカーには「Profile AIM 7 Five」を4つ使用

サラウンドスピーカーは「S-3EX」を後ろに4つ使用

視聴したのは11月25日公開の『シークレット・オブ・モンスター』。本作は「独裁者の誕生」を描いたミステリーで、第二次世界大戦が終わろうとする時代に、一人の少年が周囲への行き場の無い不満を抱えながら、不可解な言動を繰り返し徐々に歪んでいく様が描かれている。

(c)COAL MOVIE LIMITED 2015

トークショーの中で堀切氏は、本作を「一度見るだけではわからないかもしれない」「何回も見る内に、理解しきれずにばらついていたピースが組み上げられていくような作品ではないか」と語った。実際、少年時代に起きた出来事を追いながら、当時数多く実在した「独裁者」に焦点をあて、彼らがどうして独裁者となっていったのかを観る側が探っていくような作品だ。

オーディオ/ビジュアル評論家・堀切日出晴氏

理解を深める一つとして、当日はシーンごとの音楽による演出表現を配信未定のハイレゾ音源のサントラを視聴。映像と一緒に見る時とは違う音楽としての楽しみ方や、映像の点では、フィルムっぽい質感として少しシアン色に寄った黒色表現がされているなど、シアター機器で見る映像と劇場との差などを解説した。

少年が徐々に壊れ歪んでいき、独裁者へと変貌する片鱗を見せていく様が描かれている

また堀切氏は「昔は上映劇場を探して再度見に行ったり、アナログレコードで音楽を聴いて楽しむしかなかった」とし、今はBlu-rayやハイレゾ音源など色んな角度で映画を二次的に楽しむことが手軽にできると説明。「家でじっくりと見たり聴いたりすることで、映画を様々な角度から吟味して新しい楽しみ方を見つけてもらいたい」と語った。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE