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DBR-T2007/T1007/W1007/W507

東芝、録画/視聴/ダビングを“時短”可能なBDレコーダー。スマホ視聴も強化

2016/10/20 編集部:小野佳希
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東芝は、“録る・見る・残す”の3要素で“時短”が可能な新機能を装備し、番組持ち出し機能の強化などでスマートフォンでの録画番組視聴もしやすいよう配慮したBDレコーダー“レグザブルーレイ”「DBR-T2007/T1007/W1007/W507」の4機種を11月上旬に発売する。

DBR-T2007

DBR-W1007

DBR-T2007(3チューナー/2TB)¥OPEN(予想実売価格円85,000前後)
DBR-T1007(3チューナー/1TB)¥OPEN(予想実売価格円75,000前後)
DBR-W1007(2チューナー/1TB)¥OPEN(予想実売価格円65,000前後)
DBR-W507(2チューナー/500GB)¥OPEN(予想実売価格55,000円前後)

型番に「T」がつく2機種が地上/BS/110度CSデジタルチューナーを3基搭載したトリプルチューナーモデルで、型番「W」の2機種がWチューナーモデル。基本的な機能は全モデル共通だが、トリプルチューナーモデルは本体前面にSDカードスロットを搭載し、Wチューナーモデルにはそれがないといったような違いもある。

DBR-T2007の前面端子部

DBR-W507の前面端子部。こちらにはSDカードスロットがない

実際の放送時間よりも時間を短縮して番組を視聴できる「時短で見る」機能を新搭載。番組内容が把握できるようポイントは残しつつ、重要でないと本体が自動判断したチャプターを飛ばすなどで、実際の放送時間よりも短い時間で録画番組をチェックできるようにした。

録画番組リストではどれくらい時短できるかを案内

同機能は、「通常再生」「らく見」「らく早見」「飛ばし見」という4段階のレベルを選択可能。リモコンに搭載した「時短」ボタンを押すことでその強度を選択できる。

リモコンに「時短ボタン」を装備

「らく見」は本編チャプターのみを自動選択で再生。「らく早見」ではさらに1.3倍速再生も行い、「飛ばし見」では、らく見を20分割してキッピスながら15秒ずつ再生する。なお、録画一覧などのメニューにも、本機能を利用するとどれくらいの時間で視聴が終わるのかという表示も行う。

時短レベルを4段階から選択可能

録画においては、好みの人物や番組ジャンルを登録しておく「おまかせ録画」機能が進化。人物リストから好きな人物を選んだり、好きなジャンルを優先順位をつけながら選択肢、それをおまかせ自動録画する。これにより、インターネット接続がなくても予約の手間を省いて好きな人物やジャンルの番組を自動的に録画できるとしている。

おまかせ自動録画の設定画面

なお、おまかせ録画での人物リストは、EPGの番組情報から出演者などの人物名を学習。ファームウェアアップデート等での対応ではなく、EPGから情報をとってくるため、人物リストが毎日更新される。なお「○○が出る番組」だけでなく「○○を含まない」という条件設定も可能で、「○○が出演しているもの以外のバラエティ番組を自動録画する」といったような使い方もできる。

おまかせ録画の人物リストは日々のEPG情報からとってくるためレコーダーをネットにつなげていなくてもデータが更新されていく

BD/DVDやSDカードに番組をダビングする「おまかせダビング」も進化。番組を自動的に編集して、ディスクやSDカードなどへのダビングや、スマートフォンなどでの持ち出し用の変換ができるようになった。従来のように、例えばCMをカットして本編だけにしてからダビング、などといった操作手順を省略できる。

持ち出し用番組作成を通常録画と同時に行う

本編のみを残すよう編集してからディスクにコピー、などといった作業がほぼ自動で行えるようになった

PCやスマホから録画予約などが行える「ネットdeナビ」機能も搭載。新たに番組表からの予約にも対応し、スマホで外出先から番組表を確認しながら録画予約を行うなどといったことが可能になった。また、番組やチャプター名をPCやスマホのキーボードからの文字入力で編集できるようにもなった。

ネットdeナビのUI例

ネットdeナビでは、デジオン製アプリ「DiXiM Play」を利用。番組表を見たり、録画予約、予約番組の確認などがスマホアプリから行える。なお、同アプリは宅内での番組予約と番組タイトル編集だけであれば無料で利用可能。宅外からの録画予約などは月額利用料100円(税抜)が必要。

リモート視聴や番組持ち出しの対応一覧

加えて、同アプリからリモート視聴も可能なほか、番組持ち出しにも対応。本機内の録画番組を外出先からストリーミング視聴したり、アプリを利用して事前にスマホへ番組を持ち出しておいてオフラインでも視聴できるようにするといったことが行える。

録画時に持ち出し用の番組も同時生成しておく「おでかけいつでも視聴」も搭載。録画終了と同時にスマホへのダビングや、SeeQVault対応SDカードへの自動転送が可能になった。なおSeeQVault対応USB-HDDのバックアップ機能にも対応している。

なお、こうした番組持ち出し機能用途も想定したSeeQVault対応microSDカードおよびiPhone/iPad対応専用アダプター「MSV-LTAシリーズ」も同時発表。これらを利用すれば、HD画質でmicroSDカードへ番組を持ち出し、Lightning接続によってiPhone/iPadで録画番組を視聴するといったことができる。本製品の詳細は別項で紹介している。

SeeQ Vault対応microSDカードへの転送設定メニュー

そのほか、編集機能も強化している。BDAVフォーマットディスク上でも番組のフレーム単位の編集ができ、録画中の番組のチャプター編集なども可能になった。

その他にも様々な機能を強化している

また、4Kアップコンバート機能も搭載。独自の高精細化技術「XDE」を有効にすることで、より高精細な映像を楽しめるともしている。

DBR-T2007の背面端子部

DBR-W507の背面端子部

DBR-W507を除く3モデルでは無線LANも内蔵。また、全モデルとも、録画した番組を専用のTransferJetアダプターに自動転送することが可能。転送後は対応スマートフォンを専用のTransferJetアダプターにかざすことで、高速に番組を転送できる。

女性のレコーダーユーザー比率が高まっているほか、家族で利用されることが増えていることを背景に今回の新モデルを企画したという

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