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迅速な製品開発と認証取得が可能に

シーラスロジック、Lightning搭載ヘッドホン開発用のリファレンスプラットフォーム

2016/07/14 編集部:風間雄介
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シーラス・ロジックは米国時間6月29日、Lightning搭載ヘッドホンの開発を支援するリファレンスプラットフォーム「MFi Headset Development Kit」を発表した。

「MFi Headset Development Kit」

このリファレンスプラットフォームには、コーデックとして「CS42L42」を採用。114dBのDAC+ヘッドホンドライバー、同じく114dBのマイクバイアスジェネレーター搭載ADCなども備えている。出力は35mA。

ほかにはボイスサイドトーンミキサー、ボタン搭載リモコン、iOSアプリのサンプルのほか、フォームファクタのリファレンスデザインとデバッグ用の開発ボード、MCUプログラミングおよびオーディオ性能測定機能が含まれている。高品位なデジタルオーディオ再生および音声キャプチャーができるよう事前にプログラムされており、「開発者は数分もあればプロトタイプを評価できる」という。

これらのプラットフォームを活用して製品開発することで、Lightning搭載ヘッドホン/ヘッドセットの迅速な開発と、スピーディーなMFi取得が可能になる。

シーラス・ロジックのオーディオ製品マーケティング担当バイスプレジデントであるカール・アルバーティ氏は、「Lightningをはじめ、モバイル機器向けの新たなデジタルインターフェースは、OEMメーカーにとって製品のデザインを刷新する大きなチャンスとなる。また現在の10億ユニット規模のヘッドセット/ヘッドホン市場にとって、アナログ接続製品からデジタル接続製品への移行を加速する要因となっています」と市場の潜在性について強調している。

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