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サービス部門は売上げ増

アップルの売上げが前年比13%減。iPhoneが販売台数前年割れ、iPad/Macも

2016/04/27 編集部:風間雄介
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アップルは、3月26日に終了した2016年度第2四半期の業績を発表した。

第2四半期の売上げは506億ドルで、純利益は105億ドル。1株あたりの利益は1.90ドルだった。

前年度同期は売上高が580億ドル、純利益が136億ドル、1株当たりの利益は2.33ドルだった。売上高、利益ともに前年度を下回った。粗利益率も前年の40.8%から39.4%へと下がった。

同社はアメリカ、ヨーロッパ、中国、日本、その他アジア太平洋の5地域にセグメントを分けているが、このうち売上げが伸びたのは日本のみ。アメリカとヨーロッパは微減で、大きく落ち込んだのは中国だった。中国の売上げは前年の168億ドルから今年度は125億ドルと、40億ドル以上減った。

製品別では、iPhoneの売上げ台数が前年度の6,117万台から今年度は5,119万台に、iPadは前年度の1,262万台から今年度は1,025万台に下がった。Macも403万台と、前年度の456万台から売上げ台数が低下した。

サービス部門は好調で、売上高は前年度の49.9億ドルから今年度は599億ドルに上昇。またAppleWatchやAppleTVなどが含まれるその他製品部門も、売上げが16.9億ドルから21.9億ドルへと伸びた。

同社CEOのティム・クック氏は「マクロ経済の強い向かい風の中、我々のチームはきわめて良く実行している」とコメント。また10億台以上のアクティブデバイスを基盤にし、サービス部門が力強く成長していることにも満足していると述べている。

2016年度第3四半期の見通しについては、売上高が410億ドル〜430億ドル、粗利益率が37.5〜38%、オペレーティングコストが60〜61億ドルを見込んでいる。

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