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ソニー、VIZIOに続く3社目

ドルビーの次世代音声フォーマット「AC-4」にサムスンも賛同。対応テレビが2017年に登場へ

公開日 2016/04/18 17:45 編集部:小野佳希
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ドルビーラボラトリーズは、ドルビーが開発した次世代放送/ストリーミングサービス向けの音声フォーマット「Dolby AC-4」の普及促進に向け、Samsung Electronicsと提携。Dolby AC-4対応テレビをサムスンが2017年に出荷開始すると発表した。


AC-4の前身となるAC-3は、DVDの標準音声として採用された「ドルビーデジタル」として知られている。今回開発したAC-4は、放送向けとストリーミングサービスをメインターゲットに作られたもので、ドルビーアトモスのようなオブジェクトオーディオに対応している点が特徴となる。

本件に先立ち2015年07月にはソニービジュアルプロダクツ、およびVIZIOとの提携が発表されており(関連ニュース)、今回新たにサムスンとの提携も発表された格好。3社から2017年に対応テレビが登場する見込み。

AC-4はすでに、欧州電気通信標準化機構やデジタルビデオブロードキャスティング(DVB)の標準規格として採用されている。また米国のデジタルテレビ放送の標準規格「ATSC」の規格候補でもあり、ドルビーでは今回のテレビメーカーとの提携が、ATSCにおける採用の後押しになると説明している。

またAC-4は、多言語放送、視覚・聴覚障害者向けサービスなども提供することが可能だ。

サムスンのビジュアルディスプレイR&Dチームは「卓越した機能と実装の容易さを考えれば、今後適用されるATSC 3.0標準やその他、世界各国の標準技術にも対応できる最新技術を確実にお客様へお届けするためにも、当社製品にDolby AC-4を搭載することは理にかなっていました。ホームエンタテインメントの世界は進化し続けており、当社は次世代オーディオソリューションとしてDolby AC-4搭載製品をお客様に提供できることを非常に嬉しく思います」とコメントしている。

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