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「Mobility」をテーマにセッション

<IFA>「IFA+Summit」開催。最先端の知見で業界の未来を展望

公開日 2015/09/09 11:56 ファイル・ウェブ編集部
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「IFA2015」併催イベントである「IFA+Summit」が、7日・8日にCityCubeにて開催された。

「IFA+Summit」は、“Next Level of Thinking”をテーマに、「Mobility/Design/Home/Big Data/Entertainment/Health」の6つのテーマによるセッション(各90分)で構成されるイベントで、2014年からスタートした。その分野の第一線で活躍する登壇者によるプレゼンテーションやディスカッションにより、ハイテク、製品開発、デザインの“connected future”を洞察し、業界の今後の展望を体感できる内容となっている。

IFA+Summit会場の様子

司会進行は今年もMelinda Crane氏が勤めた

7日14時からは「Mobility」をテーマとしたセッションが開催された。まず登壇したのはGoogleのプロダクトマネージャー・Scott Jenson氏。ウェブやネットワークの発展を振り返りつつ、IoTの今後を展望。モノとウェブを結ぶ「Physical Web」こそがIoTの複雑さをうまくマネージメントしてくれると語った。

Google Scott Jenson氏

続いて登壇した、Samsung ElectronicsのMartin Boerner氏は、テレコミュニケーション分野とタブレット端末の発展について考察。JawboneのVice President、Bandar Antabi氏はウェアラブル端末の具体的な未来の姿を考察し紹介した。

Samsung Electronics Martin Boerner氏

Jawbone Bandar Antabi氏

AudiのEva Buschkrei氏は、コネクテッドカー分野の発展を説明するとともに、車と他のものを結びつけたサービスの姿を紹介。インフラとコネクトし、交通情報をもとに運転をおこなうといった今後の可能性について語った。

Audi Eva Buschkrei氏

EricssonのRene Rembarz氏は、リサーチで培った知見を生かして乗り物同士のネットワーク等について発表。Cisco IoT Innovation CenterのMitko Vasilev氏はIoTのエコシステムをいかにつくるか等についてプレゼンテーションを行った。

Cisco IoT Innovation Center Mitko Vasilev氏

Ericsson Rene Rembarz氏

セッションの最後には、登壇者のなかからBandar Antabi氏、Martin Boerner氏、Mitko Vasilev氏によるディスカッションが行われ、Mobilityの今後について各々の知見を持ち寄って熱い議論が交わされた。

各々の知見を持ち寄った熱いディスカッションも行われた

  ◇   ◇   ◇  


「IFA+Summit」は企業だけでなくアカデミックな場の研究者も登壇し、最新情報や最先端の知見に触れられる場であり、各セッションには世界各国から多くの来場者が出席していた。

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