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<IFA>IFAが中国に進出 − 来年4月にCE関連の姉妹イベントを香港で開催

2015/09/08 山本 敦
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IFAを主催するメッセ・ベルリンは現地時間7日に記者会見を開き、来年4月に中国の香港でコンシューマーエレクトロニクスショーを開催することを発表した。


IFAの姉妹イベントとなる「Consumer Electronics China」の記者発表会を開催
ショーの名称は「Consumer Electronics China(CE China)」。世界最大のエレクトロニクスショーに発展を遂げたIFAが、次のステップとしてコンシューマーエレクトロニクスに関連する姉妹イベントを初めてドイツ以外の地域で催すものだ。展示分野はIFAとおなじ、コンシューマーエレクトロニクスショーとホームアプライアンスをカバーする。出展社は中国のメーカーをはじめ世界各国から募集する。どの展示会場を使うのかについてはまだ明らかにされていないが、日程は2016年4月20日から22日までの3日間。例年世界各国からジャーナリストを集めて開催されるIFAのプレイベントの一つである「IFAグローバル・プレスカンファレンス」についても、来年はCE Chinaの開催直前に香港で催されることも決定しているようだ。


Limin Guo氏
7日の記者会見には深セン市よりDirector-General of Shenzen Economy, Trade and Information Commission担当のLimin Guo氏が出席した。Guo氏は「当イベントの開催により、ベルリンと深センがより強固な協力関係を築き、コンシューマー市場の発展に良い影響をもたらすことを期待したい。成功のために深セン市も全力でイベントを応援する。深セン市はいま世界で最も急成長を遂げている地域としても紹介され、先進IT・通信関連の企業を数多く誘致している経済特区。香港やマカオなど観光産業の強い街ともつながる交通の便の良さも魅力としてアピールしていきたい」とコメントした。


クリスチャン・ゲーケ氏
メッセ・ベルリン社CEOのクリスチャン・ゲーケ氏は「世界経済が不調と言われる中、着実な成長を遂げてきたIFAが、深セン市のバックアップを得て次の成長へのステップを踏み出せることを心から嬉しく思う。これまでにもIFAは世界進出のタイミングをうかがってきたが、実現のためには多くの人々の協力が必要だった。いま機が熟したことで遂に長年の目標を一つ実現できる。ここまでIFAを堅実に育ててきたメッセ・ベルリンのチームや、gfu(ドイツ民生通信エレクトロニクス協会)の活躍にあらためて感謝したい」と述べている。

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