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ゼンハイザーは「Momentum In-Ear」などをアピール

<IFA>オーディオテクニカから新アナログプレーヤー/B&O PLAYは新スピーカー「A6」発表

2015/09/06 編集部:小澤 麻実
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メッセ・ベルリンのHall1.2近辺には、多数のヘッドホン関連メーカーがブースを構えている。

オーディオテクニカ

オーディオテクニカは「アナログ再生」と「ハイレゾ」を大きなテーマにした展示。特にアナログは、ブースの中心に試聴ブースを設けて訴求している。

オーディオテクニカのブース

そこに置かれているのは新製品のアナログプレーヤー「AT-LP5」。リビングにも置けるシンプル&クリーンなデザインが特徴のモデルだ。欧州を皮切りに10月から発売し、価格は449ユーロ。日本での発売については検討中とのことだった。

新製品のアナログプレーヤー「AT-LP5」

本機のために開発したというカートリッジ「AT95EX」を搭載

本機のために開発したというカートリッジ「AT95EX」を搭載。ラバーマットも5mmと少し厚めのものを採用することで音質を高めたという。また、USB typeB端子も備え、音源のデジタル化にも対応する。

試聴ブースでは多くの来場者がそのサウンドに耳を傾けていた

カートリッジメーカーとしての伝統をアピール

ブースではAT-LP5の試聴用に、天然チーク材ハウジング採用ヘッドホン「ATH-W1000Z」を組合せ。多くの来場者がそのサウンドに耳を傾けていた。現在同社が日本でラインナップしているアナログプレーヤーは、2009年に発売された「AT-PL300」(関連ニュース)1機種のみ。「AT-LP5」のように価格帯的にもデザイン的にも多くの方に受け入れられやすく、音質にも注力しているモデルは、日本市場でも待ち望んでいる方が多いのではないだろうか。今後の日本での展開にも期待したいところだ。

ハイレゾ関連では、ヘッドホン「ATH-MSR7」とポタアン「AT-PHA100」の組合せ試聴をアピール。MSR7は欧州でも非常に好評を博しているという。

ヘッドホン「ATH-MSR7」とポタアン「AT-PHA100」の組合せ試聴をアピール

また、5月のミュンヘンハイエンドショウでもお目見えしていた日本未発売のUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ「AT-HA5050H」(関連ニュース)も用意されていた。6,000ユーロ(約80万円)という超ハイエンドモデル。既に香港や欧州で販売されているが、日本での展開は未定。今後市場性を見極めて検討していきたいとのことだ。

USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ「AT-HA5050H」

そのほか、ノイズキャンセリングモデルやスポーツイヤホン、「SonicFuel」シリーズ、ゲーミングヘッドホンなども展示を行っていた。

ノイズキャンセリングモデルなどもアピールされていた


ゼンハイザー


ゼンハイザーブース
IFA会場への搬入トレーラーから「Orpheus」や「HD 800」などが盗難被害に遭うという不幸なアクシデントに見舞われたゼンハイザー。代替機が用意できたとのことで、ブースには同社の注力製品群が展示されていた。(なお、盗難された製品のシリアルナンバーはこちらからご確認いただける)

電車内を模した試聴コーナーで「URBANITE」「URBANITE XL」を聴くこともできた

今年の目玉はイヤホン「Momentum In-Ear」の新色“ブラック・クローム”と、ヘッドホン「Momentum」シリーズの第2世代機、「URBANITE」「URBANITE XL」など。ブラックを基調にした展示ブースのほか、電車内を模した試聴コーナーが用意されていた。

ブースの中心にあったのは「Momentum In-Ear」の新色“ブラック・クローム”と、ヘッドホン「Momentum」シリーズの第2世代機。黒い什器でブラックモデルをアピール



恒例のハイエンドモデル試聴ブース。盗難被害にあった「Orpheus」も代替機が用意されていた
そのほか3日のShowStoppersでは、密閉型ヘッドホンのフラグシップ「HD 630VB」なども登場していた(関連ニュース)。


B&O PLAY


B&O PLAYブース

B&O PLAYは、ヘッドホンからワイヤレススピーカーまで同社のほぼ全製品を展示。現地時間3日に発表されたばかりの新スピーカー「A6」(999ユーロ)もアピールしていた。

ユニークな形状の新スピーカー「A6」

一見しただけではスピーカーとは分からないユニークなデザインで、床置きや壁掛けも可能。本機をどこに置いてもB&Oサウンドが楽しめるつくりとしているという。表面はグレーのファブリック仕上げとなっており、別売のカバー(3色)が用意されている。

3日に開催されたSHowStoppersでも出展されていた。3/4インチトゥイーターを2基、1.5インチフルレンジドライバーを1基、5.5インチウーファーを2基搭載

背面にはハンドルが設けてあり、持ち運びもできる

3/4インチトゥイーターを2基、1.5インチフルレンジドライバーを1基、5.5インチウーファーを2基搭載し、再生周波数帯域は35〜30,500Hz。AirPlayやBluetooth、DLNA、Spotify等に対応。最大192kHz/24bitのWAV/FLAC/ALAC/AIFF再生が可能となっている。ボリューム調整は、本体上部を手で撫でることで行う。

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