HOME > ニュース > キヤノン、超高感度多目的カメラ「ME20F-SH」 − ISO感度400万相当を実現

価格は300万円

キヤノン、超高感度多目的カメラ「ME20F-SH」 − ISO感度400万相当を実現

公開日 2015/07/30 18:16 編集部:近藤 貴彦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
キヤノンは、星明かりなどの非常にわずかな光源だけで被写体を認識できる、同社初となる超高感度多目的カメラ「ME20F-SH」を12月上旬より発売する。価格は300万円(税抜)。

ME20F-SH

同製品は、一辺19μmの画素を持ち、画素部および読み出し回路に独自技術を採用した35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載する超高感度多目的カメラ。このCMOSセンサーは、2013年に同社が開発したフルHD動画撮影専用の35mmフルサイズCMOSセンサーを改良したもので、同社のレンズ交換式カメラ最上位機種「EOS-1D X(関連ニュース)」と比べて7.5倍以上の面積を持つ。

最低被写体照度0.0005lux以下(最大ゲイン75dB時、ISO感度400万相当)を実現したことや、映像制作機器“CINEMA EOS SYSTEM”同様に広いダイナミックレンジを持つCanon LogやWide DRを採用したことにより、赤外線投光によるモノクロ撮影が一般的な低照度環境下でも、赤外線投光なしでノイズの少ないカラーのフルHD動画の撮影が可能だという。撮影用途としては、自然災害の監視や野生動物の生態撮影などを例に挙げている。フレームレートは1080/60pまで対応。

EFマウントを採用したレンズ交換式のため、用途や撮影シーンに応じて効果的な画角や明るさのレンズを選択できる。

端子部には、外部レコーダーやモニターへの出力を可能にする3G/HD-SDI端子やHDMI端子、リモコンでの遠隔操作を可能にする丸型8ピンのリモート端子や2.5mmステレオミニミニジャックを備える。その他、マイク端子として3.5mmステレオミニジャックを備える。

背面端子部

外形寸法は約102W×116H×113Dmm(突起部除く)、質量は約1.1kg(本体のみ)。

【問い合わせ先】
キヤノンマーケティングジャパン(株)
イメージングソリューション営業部
TEL/03-3740-3304

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

製品スペックやデータを見る
  • ジャンルその他
  • ブランドCANON
  • 型番ME20F-SH
  • 発売日2015年12月上旬
  • 価格¥3,000,000(税抜)
【SPEC】●撮像素子:35mmフルサイズCMOSセンサー(単板) ●有効画素数:約226万画素 ●映像出力端子:BNCジャック×2、HDMI ●マイク端子:φ3.5m、ステレオミニジャック ●消費電力:約12W(本体のみ) ●外形寸法:約102W×116H×113Dmm(突起部除く) ●質量:約1.1kg(本体のみ)